放送内容

HATENAVI

2013/02/05 放送
外国人は日本のカレーが好き?

外国人が夢中になる日本のカレーを徹底調査

先日、日本のカレーチェーン店CoCo壱番屋が世界一のカレーチェーン店としてギネスに認定されました。
現在、アメリカ・台湾・中国・韓国に101店舗を展開するココイチは、日本の国内でもお客の8割が外国人という店舗もあるんです。

そこで、外国人が夢中になる日本のカレーを徹底調査。
外国人50人に調査したところ、日本のカレーを好きと答えたのは48人。
海外にもあるココイチを筆頭に、日本のカレー専門店が世界に進出していることが、日本のカレーが外国人ファンを増やしている理由の一つのようです。

日本のカレー店では、辛さを選べたり、たくさんのトッピングがあることが当たり前ですが、実はこのシステム、海外では珍しいそうなんです。

ちなみにココイチでは、辛さ、ご飯の量、トッピングなど、その組み合わせの数はおよそ38万通りもあるんです。

そして家庭でカレーを作るときに使う固形のルー。
これも、辛さや味など、さまざまな種類があるのは海外では稀で、日本独特のカレー文化なんだそうです。

さらに日本と他国のカレーの味の違いについて専門家に伺うと・・・
「スパイスのダイレクトな味を楽しむのがインドカレー。日本のカレーというのはスパイスよりもコクとか旨味、甘み、この濃厚さを楽しむのが今のカレーの中心です。」


インドカレーを作るのに欠かせないのがスパイス。
インドではどの家庭でも20種類以上のスパイスを常備しているそうです、
日本のように既成のルーがないインドでは、カレーの味をスパ卯椅子の調合で主に決めています。
また、日本では豚や牛の肉を使うことが多いですが、インドでは鶏肉や羊を使うのが一般的。
他にトマト、ピーマン、玉ねぎ、水を入れて煮るのですが、日本と決定的に違うのが煮込む時間。

日本だと煮込むほどおいしいといわれるカレーですが、スパイスの味を大切にするインドカレーはあまり煮込まないことがポイント。
他の国でも同様で、日本のように長時間煮込むことは世界でも珍しいのだとか。
つまり、煮込むことでコクや旨味を重視した味と、自分好みにカスタマイズできるという点が外国人にウケている理由なんです。