季節限定メニューとしてレストランなどでよく見かけるカキ。
寒さ厳しいこの時期はカキのうまみが凝縮され、カニやフグと並び冬の三大味覚と呼ばれています。
先日、震災の復興支援として宮城・広島両県のカキがふるまわれたカキフェスタには、朝から約2000人もの人が列を作りました。
そんなカキは欧米諸国でも昔から例外的に生で食べられてきた食材。
そこには日本人しか知らない様々な食べ方も存在していました。
一粒で一日200リットル以上の海水をろ過するカキ。
海の栄養を吸い込んだカキはビタミン・ミネラルが豊富で「海のミルク」と呼ばれています。
そして、エネルギーのもとになるグリコーゲンが多いのも特徴。
一粒300メートルのキャッチコピーで有名なグリコのキャラメルは、カキのグリコーゲンが持つパワーに創業者が着目し生み出したもの。
今でもパッケージの成分表にはかきエキスと書かれています。
そんな栄養満点のカキ。
日本では生で食べたり焼いたりするほか、カキフライ、鍋、そしてシチューに入れたりもしますが、海外ではどうやって食べられているのでしょうか?
アメリカの定番は、生のカキにスパイシーソースをかける。
カナダでは、生ガキにウォッカを注いで、黒こしょうをかけ、最後にレモンを絞って食べるのがバンクーバーのオイスターバーで人気のメニューなんだそうです。
そして、韓国料理のお店ではチヂミやチゲにカキを入れて出していたり、スペインバルではカキのアヒージョがありました。