近頃、雑誌や新聞で見かける「株価復活」や「景気回復」の見出し。
中には「アベバブル」の文字まで。
内閣府が先月発表した景気の指標ともいわれる月例経済報告によると8か月ぶりの上方修正。
ということで、今景気のいい人たちを徹底調査しました。
千葉県幕張にひときわ目立つ新しい建物はテレビ通販会社のQVCジャパン。
いま通販業界は右肩上がりで、日本の市場規模は5兆円を突破。
業界2位のQVCの売上も10年で50倍に急成長しているんです。
業績好調に伴い、昨年末、7階建ての自社ビルを建設。
その敷地面積はテニスコート50面分だといいます。
中のオフィスはどの部署もガラス張りのオープンな空間。
さらにソファやカフェなど、くつろぎのスペースも充実。
いま景気のいい会社は社員の福利厚生にお金をかけていました。
超高級外車 ベントレーの販売店にも一足先に好景気の波が来ていました。
人気の「ベントレー コンチネンタルGT」は、職人が手縫いした本革張りのシートに、ドアを閉めると自動で出てくるシートベルト。時計はスイスのブライトリング。
お値段は2415万円。
実はいま、ベントレーの販売台数が昨年から大きく伸びていたんです。
ベントレーを買う景気のいい人たちはバブルを経験した45歳前後の社長たちだといいます。
しかし、今の20~30代の若い社長たちが意外なお金の使い方をしているというんです。
ニュータイプともいえる若社長たちは、何にお金を使っているのでしょうか?
年商一億円のスマホアプリ長者 現役早稲田大学の学生の松村さんは女性誌で専属読者モデルもしているイケメン社長。
渋谷の自宅に伺うと、以外にも6畳のワンルームマンション。
10人いる社員との打ち合わせはスカイプ。
パソコン1台で、どこでも仕事ができるといいます。
モデルもやっているだけに服にお金をかけていると思いきや、意外にも派手じゃない暮らしのよう。
松村さんにとって唯一の贅沢は「体への投資」。
月の会費1万8千円に加え時給6千円でパーソナル・トレーナーを雇っていました。
景気のいいニュータイプ社長は自分磨きにお金をかけていました。
さらに景気のいいニュータイプ社長は、史上最年少の24歳で東証マザーズに上場。
さらに、昨年10月、25歳で東証1部に上場した社長 村上太一さん。その資産は150億円を超えるといいます。
村上さんの会社は主に「ジョブセンス」というアルバイト情報サイトを運営。
これまでのアルバイト求人情報サイトは、企業から求人情報の掲載料をもらって運営していました。
しかし、ジョブセンスは企業から掲載料をもらわず、採用が成立した時点で成功報酬を受け取る新システムを生み出したんです。
新システムによって、今ではアルバイトの求人数と検索数がナンバー1に。
ここで村上さんの1日をウォッチング!
まずは朝方自宅に伺ってみると、なんと8畳のワンルームでした。
家賃は15万円ほどで、大きな家具は机とベッドだけ。
お気に入りの私服はユニクロ。
朝は9時半に徒歩で出勤。
途中で立ち寄ったコンビニではヨーグルト飲料一本で朝食を済ませていました。
そんな村上さんの一番の贅沢は「食事」とのこと。
朝はドリンクだけだったのに、この後どれだけ贅沢な食事をするのでしょうか?
ランチに同行してみると食べたのは980円のミックスフライ定食。
社員の分も払って2800円。
そして夜は年商50億円の先輩社長と会食。
夜景をバックにいただく食事はしゃぶしゃぶ。
お代は割り勘で1人5000円ほど。
以外にもニュータイプの景気のいい人たちは堅実な暮らしでした。