今年1月、東京・多摩動物園で誕生したチーターの5つ子の赤ちゃん。
さらに、兵庫県の淡路ファームパーク イングランドの丘では10年ぶりとなるコアラの赤ちゃんが。
愛知県の東山動物園では、アジアゾウの赤ちゃんが誕生するなど、育児のしやすい暖かい春が近づき、いま動物園ではベビーラッシュ!!
そこで、ZIP!はどこよりも早く、まだ一般公開前の貴重なカワイイ動物の赤ちゃんを大公開!!
まずZIP!が向かったのは、脚の縞模様が特徴のキリンの仲間、オカピなど、およそ60種類の動物を見ることができる神奈川県にあるよこはま動物園ズーラシア。
最近では、ニホンザルやチンパンジーの赤ちゃんが産まれ、週末には多くの家族連れで賑わっています。
中でも、この春注目なのが、インドネシアに生息する絶滅危惧種、テングザル。
実は、そんなテングザルに赤ちゃんが産まれたというんですが、寒さに弱いため、まだ一般公開されていません。
国内で32年ぶりに産まれた貴重なテングザルの赤ちゃんは、産まれたばかりなので、鼻もまだ短いままです。
実は、テングザルの赤ちゃんは、親から守ってもらうため、群れから目立つように生後4か月ほどだけ、顔が青くなっているんです。
一般公開は、今月末から4月の予定。
貴重な青い顔をしたテングザルの赤ちゃんに会えるかもしれません。
思わず「カワイイ」と見惚れてしまう動物の赤ちゃんですが、なぜ、こんなにもカワイイと感じるのでしょうか?
大学で発達心理学を研究する山口先生にお話を伺ったところ、動物の赤ちゃんをカワイイと感じる理由は、赤ちゃんの「上目遣い」を見ることで、思わず守ってあげたいという気持ちが生まれるためということがわかりました。
ところで、春に向けて、
続々とカワイイ動物の赤ちゃんが産まれていますが、
全国に80以上もある動物園、
いったいどこに行けばいいのでしょうか?
そこで、
全国6つの動物園に協力していただき、一番長い間一緒にいる飼育員だからこそ知っている赤ちゃんのカワイイ素顔を教えてもらいました。
まずは、愛知県の豊橋総合動植物公園。
イチオシは、去年12月に産まれたばかりの、マレーグマの赤ちゃんです。
マレーグマはクマの中でも一番小さくておとなしい性格が特徴。
木登りが得意で、高いところが大好きな動物です。
好奇心が旺盛でやんちゃなところがとってもカワイイ、マレーグマの赤ちゃん。現在名前を募集中だそうです。
続いては、山口県の秋吉台サファリランド。
先月産まれたばかりのライオンの赤ちゃんは、生後1か月以上たたないと、完全に視界がクリアにならず、ぼやけたまま。
それでも必死にヨチヨチと歩こうとする姿が、とってもカワイイくてイチオシだそうです。
一方、愛知県の東山動物園がオススメするのは、同園初となる1月に産まれたばかりのアジアゾウの赤ちゃん。
来週から一般公開されます。
そして、福井県の西山動物園がオススメするのは、生後半年のレッサーパンダ、オスのソウソウくんだそうです。
続いて、栃木県にある那須どうぶつ王国がオススメするのは去年12月に産まれた、とっても甘えん坊なカピバラの赤ちゃんです。
人間の指だと全く気づかずに、必死に指を吸い続けるカピバラの赤ちゃん。
長いときは、5分以上も指を吸い続けるそうです。
大人になるとゴムホースを噛みちぎれるほどの力があるカピバラですが、まだ骨格が強くないため痛くはないそうです。
続いて、兵庫県・淡路ファームパーク イングランドの丘。
オススメはコアラの赤ちゃん。
生後1年以上たってからの姿が一般的ですが、今回お見せしたのは、わずか生後半年の赤ちゃん。
有袋動物であるコアラの赤ちゃんは、生後半年ぐらいまでお母さんのあたたかいお腹の中でお乳を飲みながら生活します。
これまでは頭を出すだけだったんですが、最近ではお母さんのお腹から全身を出すこともあり、外の世界に興味津々の様子。
必死にお母さんにしがみつく姿も、とってもかわいくてオススメだそうです。