震災からまもなく2年。
防災グッズは今どうなっているのか!?
震災以降、首都圏でも「防災グッズ」を持ち歩く人が急増。
去年3月、ハテナビが街で「カバンの中身」を調査したところ懐中電灯や食料など防災グッズを持ち歩いている人は、およそ5割いました。
では、まもなく震災から2年の今、「カバンの中身」に変化はあるのでしょうか?
街で調査したところ、現在、防災グッズを持ち歩いていた人は68人中9人、わずか13%でした。
震災から2年、防災への意識が薄れている部分もあるようです。
東急ハンズの「防災グッズ」の売上を見ても、現在はピーク時のおよそ10分の1。
ほとんど震災以前の水準になっているんです。
しかし、今年1月に政府の地震調査研究推進本部が出したデータではマグニチュード7クラスの大地震が起きる確率は30年以内に70%と、依然、高い確率を示しているんです。
防災グッズは中身だけでなく、「置き場所」が重要。
震災から2年、奥底にしまっている人も多いようですが、すぐに持ち出せる場所に置いておくのが大切なんです。
また、いざという時に使い方がわからないと、せっかくの防災グッズも宝の持ち腐れ。
時々動作確認をすることが重要です。
さらに、1年に1度はカバンから出して、使ってしまうことも重要です。
一般的な缶入りカンパンの賞味期限は5年。賞味期限が切れてしまっている場合があります。
他にも、棚の転倒防止のつっぱり棒は天井や家具と固定されている訳ではないため、実は、小さい揺れが起こるたびに少しずつ「ズレ」が生じているのです。
改めて、自宅の転倒防止器具をチェックしてみる必要があるかも知れません。