先月放送したハテナビで東京タワーの電球交換士や飛行船パイロットなど知られざる職業を紹介しましたが、それらの映像を撮影しているカメラ。
実は業務用ではなく、市販の小型カメラで、「様々な所に身につけ撮影できる」ということで「ウェアラブルカメラ」と呼ばれています。
広角で、高画質、小型という特徴を生かしてこれまで見たことがない、迫力の映像が世界中で撮影されています。
そしてつい先日、ソニーからはなんと犬の背中にカメラを取り付ける専用のマウントも発売!
新たに撮影の楽しみを広げる動きが各メーカーからも始まっています。
そこで今朝のハテナビは、小型カメラを使ってさまざまな撮影に挑戦!
いったいどんな映像が撮れたのか?
「ウェアラブルカメラ」の実力を調査します!!
ウェアラブルカメラの世界的な流行の火付け役がGOPRO。
アメリカのベンチャー企業の社長が趣味のサーフィンをプロのようなアングルで撮影したいという思いから作り始めたカメラ。
防水パックがついて3万円台という低価格でありながら、ハイビジョンを超える高画質「4K」の撮影も可能。
マリンスポーツの愛好家から火が着いて、今は様々なシーンで使われています。
現在、ソニーやパナソニックといった国内メーカーからも新製品が登場し競争が激化。
国内での人気にも拍車がかかっています。
では実際に皆さんウェアラブルカメラをどのように使っているのでしょうか?
趣味のスキーをすべる時にカメラを取り付けているという熊倉さん(38)。
その取り付け先が変わったところでした。
なんとストックの先にカメラを取り付け滑っているんだそうです。
カメラが固定されているため安定した映像になり1秒間に120コマというハイスピードで撮影しているため雪が飛び散る様子も、鮮やかに捉えていました。
熊倉さんによれば、動きのあるものを撮影すれば面白い映像がとれるとのこと。
そこで、ハテナビゲーターの石山蓮華が、フラフープにウェアラブルカメラを取り付けて撮影に挑戦してみました。
フラフープをただ持っているだけでも面白いのですが、今度は回してみると、ちょっと幻想的な映像をとることができるんです。
続いては猫カフェでウェアラブルカメラを使ってみるとどうなるのか調査!
レーザーポインターを床に当てて猫達が追いかける様子を撮影します!
動くものを追いかけてしまう猫の性質と敏捷性を捉えることができました。
続いては、世界最大級の規模を誇る原鉄道模型博物館でウェアラブルカメラの撮影に挑戦!
閉館後、係の方にお願いして、特別に車両の先端にカメラを取り付けてもらいました。
滑らかに発車し、徐々にスピードを上げていく車両。
向かい側からはSL列車が!
普通のカメラでは、撮影できない場所でも小型のウェアラブルカメラならこうしてトンネルの中まで撮影できちゃうんです!
まるで本物と見間違えてしまうような風景を収めることができました。
では続いて、ウェアラブルカメラで赤ちゃんを撮影してみるとどんな映像がとれるのか調査!
あるご家庭にカメラを一日お貸しして、撮影してもらいました。
浮き輪をつけお風呂に入っている美月ちゃん。
お父さんは、防水機能を生かしお湯にカメラを沈めてみると、水中ではつま先立ちで必死に足を動かしている様子が撮影されていました。
そして今度はお父さん、頭にカメラを装着。
すると・・・
両手がふさがっていても、娘の喜ぶ笑顔を同じ目線で収めることができました。
使い方次第で、今までとは違ったお子さんの様子も撮影できることがわかりました。
次はサーカス。
サーカスの花型!といえば、やはり空中ブランコ!
彼らの視線はどんな風景なのか?
そこで団員の方にカメラを装着してもらい離れ業の瞬間の撮影にチャレンジしてみます。
先ずは、団員の人たちハシゴを伝って一気に13メートルの高さまでかけ上がっていきます。
上からみると、足場が狭く、高いことがよく判ります。
そしてパフォーマンスの始まり。
カメラは、跳ぶ人と、キャッチする人両方に装着しています。
ジャンプしてから一瞬のことでしたが、スローでみると相手の両手をしっかり掴んでいます。
空中ブランコ、その団員達の視線映像をカメラで捉えることに成功しました。