今日は、地方から東京へ上京した人たちが、東京になくて驚いたモノをナビゲートします!
まずは首都圏にある私立大学の中で、最も地方からの出願者が多いという中央大学のキャンパスで調査開始!
この春上京してきた九州の二人は「ブラックモンブラン」、
秋田出身の女性は「ババヘラ」がないと驚いたそうです。
そして山口県出身の2人は「はなっこりー」
「はなっこりー」とは1996年にブロッコリーの品種改良によって生まれた山口県特産。
山口県内では、ブロッコリーよりもはなっこりー人気がとても高く、県内でしか流れていないCMのテーマソングが地元の着うた(R)ランキングで1位を獲得するほどなんです。
さらに、調査を続けると、北海道出身の人が揃って「ヤキベン」がないといいます。
調査したところ「ヤキベン」とは「焼きそば弁当」というカップ焼きそばの商品名を略したものでした。
「ヤキベン」の作り方は通常と同じ。
麺の中にお湯を注いで3分待ちます。
実はこの「ヤキベン」にはスープの素がついていて、本来捨てるはずのお湯で、なんと「中華スープ」を作れるんです!
「焼き弁」は1976年に北海道向けの商品として誕生。
寒い地方なので、あったかいスープをつけて買ってもらおうという作戦です。
一方、地方と東京のネーミングの違いに戸惑う人も・・・
山梨県で「カツ丼」というのは東京で言う「ソースカツ丼」。
玉子でとじた、一般的なカツ丼は山梨では「煮カツ丼」というんだそうです。
ところで、東京で取材を続けていると、地方出身の人が「東京にない」と語るもっとも多かった食品が「パン」。
そう、実は地方には、ユニークなネーミングが特徴のオモシロ「ご当地パン」がいっぱいあるんです。
まずは、地鶏やマンゴーが有名な宮崎県。
クリームの中に「ざらめ」が入っていて、食べると「じゃりじゃり」と音が鳴る、独特の食感が特徴の「じゃりパン」というのがありました。
続いて、四国・高知県のご当地パンは「ぼうしパン」
昭和30年代に、高知県のパン製造会社でメロンパンを作ろうとしたところ、偶然できた「ぼうしパン」。
いまでは、高知県の至る所で販売されていて、なんと、顔より大きな「ぼうしパン」まで登場するほどなんです!
「カリカリの外側派」か「ふわふわの内側派」で論争があるほどの人気ぶりだそうです。
日本最南端、沖縄県のご当地パンは「なかよしパン」
ココアを練り込んだ生地の中にクリームがたっぷり。
では、いったい何が「なかよし」なのか!?
その理由は、ちぎりやすいように、だんだんになっていて、みんなでちぎって食べると、仲良くなれるという事から「なかよしパン」というそうです。