日常的に良く目にする、ずーっと続いている工事現場。
一体何をしているのか?気になりますよね?
そこで、今朝はそんなミステリアスな工事現場を徹底調査!
住宅街に謎の巨大な穴 何の工事現場?
まず向かったのは東京・練馬区の閑静な住宅街。
ここに、ずーっと続く工事現場があるそうなんですが、我々の前に突如あらわれた謎の白い壁。
500m以上も延々と続いていて、少なくとも20年前からあるというこの工事現場。
一体、何のための工事なのでしょうか?
工事現場の真ん中に掘られていたのは深さ40mの巨大な穴!
作業員用エレベーターで下がってみると、穴の底にはさらに巨大なトンネルが。
現在掘削作業中だというこのトンネルは、実は完成してもどこにもつながることはないそうなんです。
どこにもつながらないトンネル、その先端はどうなっているのでしょうか?
およそ2.6キロの行程の先にあったのは行き止まり。
シールドマシーンと呼ばれる機械で掘っています。
先端の方にトンネルを掘るための機械がついているので、それが回転しながら地面を削っているんですね。
なぞの巨大工事現場の正体は、水害が多い地域に建設中の雨水を一時的に貯めるためのトンネルだったんです。
1日に掘り進められるのはおよそ14m。
数年後の完成を目指し、日々工事は続いています。
日本のサグラダファミリア 横浜駅の工事はいつ終わる?
市民も困惑!いつ終わるかわからない「日本のサグラダファミリア!」
続いて向かったのは、首都圏で4番目の利用客数を誇る巨大ターミナル 横浜駅。
取材当日も絶賛工事中でしたが、利用者の方に話を聞くと多くの方が、物心ついた時からずーっと工事をしている印象があるそうなんですが一体いつから工事をしているのでしょうか?
その歴史を調べると、着工は大政奉還からわずか5年後の1872年。
現在の桜木町駅の場所で開業しました。
1928年に現在の場所に移設されると、複数の路線の増設、駅舎の増築など、終わらない工事が本格的に始まります。
1964年に地下街、そして73年にファッションビル、80年には現駅舎が完成し、これで全ての工事が完了。
と思いきや、同時期に地下街の改装工事が開始。
その後も、あっちが終われば、こちらが開始、という具合に常に、工事が行われているんです。
この様子が、ずーっと続く工事現場として世界的に有名なスペインのサグラダファミリアに例えられ、「日本のサグラダファミリア」と言われている横浜駅ですが、あらためて横浜駅とサグラダファミリアの着工開始の年数を比較すると横浜駅のほうが、10年も前に工事を始めていたんです。
一応、横浜駅全体で40年後を目標に工事を続けているそうですが、あくまで目標なので、本当に終わるのかは不明だそうです。
六本木・表参道に続く 超高層ヒルズを調査!
様々な企業が本社を構える東京・港区。
ビジネスの中心地ということもあり、多くのビルが軒を連ねる中、目を引くのが、現在工事中の高層ビル。
周囲のビルに比べても、一際高いのが分かります。
およそ2年前から建設されていたというその高層ビルは、何のために建設されているのか?
実はこちら、六本木ヒルズ、表参道ヒルズに続く、新たな複合施設
その名も「虎ノ門ヒルズ」。
地上52階、高さ247mで、完成すれば、東京で2番目の高さのビルになるそうなんです!
虎ノ門ヒルズは、有明から虎ノ門までをつなぐ、環状二号線工事を含む再開発の一環。
築地から虎ノ門を通るトンネルの真上に建っているのですが、トンネルの真上に建つ高層ビルは日本初!ホテルと様々な商業施設が入居する虎ノ門ヒルズは東京の新たな人気スポットとして期待されているんです。