天ぷら、唐揚げ、フライ…など、いつの時代も人々を魅了してやまない『揚げ物』ですが、中でも今、人気急上昇中なのが『素揚げ』。
素揚げとは、衣や粉をつけずに食材そのものを油で揚げる調理法。
2010年に発売された野菜を素揚げにした商品は、去年だけで32億円を売り上げる大ヒット。
そして、素揚げ専門のお店も増えています。

料理サイト・クックパッドで素揚げのメニューを検索すると…、
「トウモロコシのひげ」を素揚げにしてサラダ仕立てにしたものなど、2500件以上ものレシピがヒット！

今、大人気の素揚げですが、みなさんはどこに魅力を感じているのでしょうか？

1つ目の理由は、素揚げは天ぷらや他の揚げ物に比べて、「食材の味を濃く」感じるというんです。

素揚げは、天ぷらや他の揚げ物に比べて、衣がない分、水分がより多く蒸発しやすいため、うまみが濃縮するのだそうです。

2つ目の理由は、素揚げは、他の揚げ物に比べると、低カロリーなイメージを持つ人が多かったんです。

では、本当に素揚げは低カロリーなんでしょうか？
専門家に尋ねると、素材自体も油を吸うが、(素揚げ以外は)素材以上に油を吸う衣をまとっているので、さつまいもはの場合、素揚げだと156キロカロリー、天ぷらは235キロカロリーとのことでした。