放送内容

HATENAVI

2013/07/16 放送
外国人観光客はカメラで何を撮っている?

外国人観光客はカメラで何を撮っている?

最近、よく見かけるカメラを持った外国人観光客。
これまでハテナビでは、外国人たちが何を撮っているのかを、
徹底調査してきました!

第1弾では、渋谷のスクランブル交差点や新幹線。
第2弾では、自動販売機や、電線を撮っている外国人達を
発見してきましたが、今回はその第3弾!

外国人が撮る日本の意外な写真から日本独自の文化が見えてきました!

まず、アメリカからの観光客が撮っていたのはスリッパ!
「スリッパよ。アメリカでは、家で履く習慣がないのよ。他の家で靴を脱いでもスリッパなんて出さないわ」

続いて、プエルトリコからの観光客が撮っていたのは、道路工事誘導人形
「こんな工事現場の作業員みたいな人形を見たことがないわ。とても面白かったの。日本は効率がいい国ね。多くの労働者を必要としないもの」

そして、この時期、外国人が撮っていたのは日傘をさす人!
「フランスには日傘をさす人々がいないから面白いわ。フランスでは、昔は白い肌が好まれていたけど、今はみんな日焼けしたがるの。フランスで日傘をさしていたらクレイジーだと言われるわ。」

さらに、外国人が撮る写真で多かったのが、電車の中吊り広告

「オーストラリアにはこんなにたくさんの広告はないよ!日本人はこんなに多くの広告を見ているの?」
「つり革にまで広告があるのがすごいよ!」

確かに、つり革や中吊りのつり広告は、外国の電車ではあまり見られないようで、日本で独自に発展した文化だったんです。

そして、驚くべき写真を撮った外国人を発見!
「東京の真ん中にアライグマがいたんだよ!」
「撮った時、彼はパンダだと思ってたんだよ」

アライグマや、パンダと言っていたのは実はタヌキ!!
皆さんちょっと勘違いしていたようなんですが、それもそのはず、タヌキはアライグマとそっくり。
タヌキは古来から日本に生息する世界的にも珍しい動物なんです。
しかし、ベルギーからの観光客はある理由でタヌキを撮っていました。

「タヌキです。ベルギーにタヌキはいないけど、漫画を見て、知っていたわ。幽遊白書よ」

「幽遊白書」は世界中で翻訳され、累計発行部数4700万部を超える大ヒット漫画。
その第1巻の主要なキャラクターが、たぬきだったことから外国人はタヌキの存在を知ったというんです!

では、いったいどこで見つけたのか聞いてみると、あの都会の中心にある明治神宮とのこと!?
早速、タヌキを捜索させていただくことに!

明治神宮は、明治天皇と昭憲皇太后が祀られた神聖な神社。
多くの外国人が参拝に訪れています。

この都会の森にタヌキはいるのでしょうか?

庭園の奥へと進んで行くと、都会とは思えないほど、自然が溢れていました。

と、その時!
池で見つけたのは野生のスッポン。
ならば野生のタヌキもいるに違いない!

そして・・・ついにタヌキを発見!

現在、8万3千平方メートルの広大な敷地に10匹程のタヌキが生息しているそうで、見つけたのは、去年生まれたばかりの赤ちゃんタヌキ。
明治神宮には様々な日本の野生動物が暮らしていました。

私たちが気づかない日本らしさを教えてくれる外国人の写真。
では、来日間もない外国人が日本の海水浴に行ってみるとどんな写真を撮るのでしょうか?

神奈川県茅ヶ崎の海水浴場で、「日本らしい」モノの写真を撮ってもらいました。

アメリカのダニエルさんが撮っていたのは浜辺のテント。
「たくさんのテントがあって、オモシロいね。アメリカでは、パラソルぐらいだよ。みんな日焼けしたいからね」

続いてダニエルさんが海の家に入って行き撮っていたのは、ラーメンなどの食べ物。
「アメリカでは海の近くでご飯は食べられない。すごく遠いんだ」
アメリカのギャレットさんが撮っていたのは浮き輪をする人々。
「アメリカでは、浮き輪をするのは子どもばかりだよ」

初めて海を見たというモンゴルのナラさんが撮っていたのは波の写真!
引いては寄せる波に感激したようで、潮風が運ぶ海の香りを胸いっぱい吸い込んでいました。