今年の初セリで本マグロに1億5540万円と史上最高値がついた、マグロの町 大間。
マグロ一本釣りの町として、マグロが旬の「冬の時期」によく特集されます。
しかし!
今回は大間の「知られざる夏の海の幸」に注目!
食材の宝庫、津軽海峡は夏も魅力満載!
そんな、大間の夏の海の幸を総力取材。
マグロだけじゃない、新発見!大間の夏グルメをナビゲートします!
まずは日本一のマグロ食堂と言っても過言ではない大人気の「大間んぞく」。
大間崎から歩いて1分です。
大間マグロを解体しているのは、店主の竹内薫さん。
元マグロ漁師で2001年には、当時最高値2020万円のマグロを釣り上げました。
さらに、ことしの初セリで1億5千万円の値が付いたマグロは、息子の大輔さんが釣ったもの。
親子2代で記録を作ったんです。
もちろん、大間マグロが名物のお店なんですが、夏の絶品メニューも数々あるんです!
リクエストがあれば、自分たちで釣り上げるサービスもありました。
夏が旬のスルメイカ。
なぜ、大間のイカは夏の味覚の代表なのかというと、日本一の大間のマグロも、このイカを目当てに大間にやってくるんです。
さらに釣り上げるのは夏場にマグロ漁をお休みしている「大間のマグロ漁師」。
味と鮮度が凝縮された、大間の夏を代表する味覚なんです。
さらに、この夏、旬な高級食材と言えばウニ!
大間のウニは、ウニそのものの味。
だから皆喜ぶそうです。
続いて、大間漁港に向かいました。
この近くに、すごいと評判のグルメがあったんです!
ラーメンにのった、大間を代表するマグロ以外の高級食材。
そのラーメンがあるというのは、50年の歴史をもつ一休食堂。
お店の中でびっくりのメニューを発見しました!
大間は、マグロだけではなく、昔からあわびの産地としても有名な町。
昔ほど、獲れなくなったといいますが、あわびラーメンは48年前から続く、こちらの看板メニューなんです。
スープはカツオと野菜でとったあっさりしょうゆ味。
そこに、こだわりの細い麺がたっぷりと入ります。
そして大間産のあわびを2切れもラーメンの上にのせるんです!
大間名物あわびラーメン、これで1,500円!
お店2軒を堪能したところで、ちょっと大間を散歩。
海辺を歩いていると、大間の夏ならではのテングサ拾いをしている人を発見。
てんぐさとは、ところてんの材料になる海草。
テングサ拾いは、夏の大間の風物詩。
海辺で体験型民宿を営む米持さん。
民宿では、大間ならではの「ところてん作り」も体験できるんです。
乾燥させたテングサを水と酢で40分間煮ます。
それを布でこし、冷やすとところてんになるんですが、こちらではその前にあんこを混ぜるんです。
海のめぐみから生まれた大間の夏スイーツ。
冷やし固めたら、天突きに入れて押し出します!
水ようかん風、ところてんスイーツが完成。
大間のてんぐさを使った、こちらの民宿のオリジナルメニュー。
夏の大間の隠れたスイーツなんです。
味は絶品!
デザートを堪能した後は夏にピッタリ!
キンキンに冷えた「とある大間名物」。
やってきたのは、大間の奥戸(おこっぺ)地区にあるお寺。
住職もいて、まさしくお寺なのですが、ここに地ビールがあるというのです。
住職の佐々木さんが本堂の裏の建物へ。
扉を開けると、どんどん奥に進みます。
すると、ここで作った地ビール。
ラベルには「お寺で地ビール・天然水仕込」と書いてあります。
実は、お寺には美味しい湧き水があって、それが地ビールを作るきっかけになったといいます。
原料にこだわっていて、ホップはイギリスから輸入。
色が濃いのが特徴です。
もちろん、敷地内で味わうことも可能。
大間の隠れたビアガーデンで、冷え冷えの地ビールをいただきました。
ここで海辺を離れ、高台へ。
大間の町を一望できる絶景の展望台で「本州最北端の鐘」を発見しました。
そして、旅の最後はとうとうアレをいただきます。
向かったのは、展望台から近くの「大間温泉」。
本州最北端の温泉として人気のスポット。
スゴ腕シェフによる絶品大間料理が味わえるんです。
大間マグロのお造りと、大間温泉の夏限定メニュー「マグロづけの冷製茶漬け」です。
これぞ大間の本マグロ。
大トロ、中トロ、赤味の3種類。
大間マグロを堪能しちゃいました。
刺身を切った時に出る、大間マグロのブツ。大トロもあります。
これを使って、レストランのスゴ腕シェフは、夏ならではの創作マグロ料理を出しています。
ヅケにしたマグロをご飯にのせて、たくあん、みょうが、三つ葉をトッピング。
上から、冷たい塩味の昆布ダシをかけていただく夏限定「大間マグロづけの冷製茶漬け」も絶品でした。