街にあふれる「回転寿司」の文字。
石川県金沢は全国屈指の回転寿司激戦区で、金沢はお寿司にかける年間の消費金額が全国トップクラス!
さらに「寿司コンベア」の製造は石川県が日本一というまさに回転寿司王国!
最初に向かったのは「金沢まいもん寿司」。
土日には長い行列が出来る、金沢屈指の人気回転寿司店です。
豊富なネタに抜群の鮮度とおいしさでお客さんの心をつかんでいます。
金沢に来たからにはこれを食べないと!というのが輪島産のノドグロ。
一般的に「赤むつ」と呼ばれる北陸を代表する高級魚で、喉の奥が黒いことから地元では「のど黒」の名で親しまれています。
そして、夏に食べたいのが「アジ」。
能登・七尾湾のアジは、夏の今が一番、脂のノリが良い季節。
身が厚く、締りもバツグンです。
さらに、驚きの一皿が「がんこ盛り」
「がんこ」とは、石川の方言で「とんでもない」という意味。
こぼれんばかりにネタが盛られた名物寿司!
どれを食べても回転寿司のレベルをはるかに超える鮮度と味!
どうして金沢ではこれほどのお寿司が味わえるのかというと、金沢港では、朝と夜、2回の競りが行なわれているんです。
水揚げされたばかりの新鮮な魚を早く届けたいという金沢ならではの取り組みで、全国的にも珍しいそうです。
鮮度へのこだわりが、他の地域の追随を許さない金沢の回転寿司のおいしさの秘密だったんです。
続いては、
北陸随一の食の宝庫「近江町市場」へ!
鮮魚や新鮮な野菜、飲食店など180以上ものお店が集まる「近江町市場」。
そんな市場の中にある「もりもり寿し」では、寿司処金沢にふさわしい食べ方が楽しめます。
厳選した3つの握りが乗った「三点盛」。
もりもり寿しの人気メニューです。
「旬三点盛」は、赤イカ、カンパチ、スズキなど、毎日の仕入れによって、その季節の旬を集めて作るのが旬三点盛。
赤イカは、夏に味わいがグッと増す北陸ならではのネタです。
金沢の回転寿司、まだまだあります!
「かいおう」の名物お寿司は、こちらの6貫セットの一皿。
しかし、ただの握りじゃありません。
何とも可愛らしい「ミニ寿司」
手に乗せるとこんなサイズ。
子どもに喜んでもらおうと考案されたミニ寿司は、今では大人にまで人気の一品です。
さて、回転寿司に欠かせない「寿司コンベア」
実は全国にある「寿司コンベア」の多くが石川県で製造されています。
なかでもこちらの北日本カコーは国内シェア日本一を誇るトップメーカー。
通常の回転レーンは、コンベア自体が動いていますが、チェーンレスコンベアは何もなく真っ平。
その上をお皿がすーっと滑るように動いているんです。
その秘密は、お皿に取り付けられた磁石をレーンの下の磁石が引き寄せて動かしているため、まるでレーンの上を滑るようにお寿司が回っていたんです。
さらにお客さんの元へ、直接お寿司を運ぶ「特急レーン」。
その最新型は、LEDの電飾と楽しいアナウンス付きでした!
さて「寿司コンベア」には、お寿司がおいしそうに見えて取りやすい早さがあるって知っていますか?
それが「毎分4.5メートル」という速さ。
回転寿司のお寿司は、ただ回っているわけではなく考え抜かれたスピードで回っていることがわかりました。
最後に、私たちが行ったのは「究極!?」とも言える新スタイルな寿司店!
カウンター席に注文するためのタッチパネル。
職人さんに声をかけるのが苦手という方も気軽に入れるように設置したんだそうです。
そして、部屋の一角に寿司コンベアらしきものを発見!
特急レーンとはまた違ったユニークな寿司コンベア。
注文した料理がレーンに乗って、滑るように部屋の中へ運ばれてきます。
個室で回転寿司が楽しめるんです。
近海でとれたお寿司の味はもちろん言うことなし!
さらに地元食材にこだわった日本料理も絶品です。
回転寿司の新たなスタイルやサービスは、王国・金沢から登場するかもしれませんよ。