以前、日本人が勘違いしている、外国のイメージを紹介しましたが、一方で外国人も、日本に対して、間違ったイメージを持っています!
中でも特に多かったのが、日本に忍者がいると信じている外国人が多いんです!
現在公開中の映画「ウルヴァリン:SAMURAI」でも、設定は現代の日本にも関わらず、東京のビルの上を自由に飛び回り、弓矢を放つ忍者が登場します!
そもそも、忍者とは、諜報活動や、暗殺を主な仕事とし、鎌倉時代から江戸時代初期に活躍した実在の集団。
日本では、塀を軽々と飛び越えたり、水の上を歩いたりと、超人的なイメージでおなじみです。
外国人が語る忍者の一番の魅力は、アメコミヒーローなどの架空のヒーローとは違い、日本の歴史上に実在した本物であるということ。
では、なぜそ日本に忍者がいると勘違いをしてしまうのか?
たしかに、現在公開中の映画「ウルヴァリン:SAMURAI」でも、設定は現代の日本にも関わらず、やっぱり忍者が登場。
東京のビルの上を自由自在に飛び回り、敵を襲撃します!
現代の日本が舞台の映画に忍者が登場するので、外国人はいまでも忍者がいると勘違いしてしまうんです。
では、そもそも海外の映画に忍者が登場するようになったきっかけは何だったんでしょうか?
映画評論家の前田有一さんにお話を伺いました。
「007の中で、丹波哲郎さんが出演した「007は2度死ぬ」という映画がある。
丹波哲郎さんが率いいるのがなぜか忍者。
やはり『007シリーズ』ですから、なんといっても全世界で公開される」
1967年公開の「007は2度死ぬ」は、ジェームズ・ボンドが日本の情報機関のボス、タイガー田中に協力を要請。
クライマックスでは、敵のアジトの天井から、日本の忍者軍団が登場。大活躍します。
映画は、当時の年間興行成績第2位を記録するほど大ヒット!
これ以降、日本が関連するアクション映画には、必ずと言っていいほど、忍者が登場するようになったといいます。