野球、サッカーなどスポーツ界では、助っ人外国人が続々日本に来ていますが、今回は私たちの身近で活躍している助っ人外国人を調査しました!
オーストリア出身のウィルチコさん。
4歳の時、神職が履く「浅沓(あさぐつ)」に興味を持ちました。
そして13歳の時、初来日。
実際の神社を見て、その美しさに魅了されたそうです。
20歳の時、長年の夢を叶え、外国人として初の神職になりました。
助っ人ポイントは「豊富な知識と探究心」。
ウィルチコさんの朝は、6時30分の号鼓(ごうこ)から始まります。
朝を知らせる太鼓を叩いたら、境内をくまなく掃除して、9時00分から宮司とともにお供えの儀式を行うのがウィルチコさんの日課。
続いては都内の焼き鳥屋の助っ人外国人。
フランス出身のローマンさん。
来日してまだ5か月、ただいま日本語の猛勉強中です。
助っ人ポイントは、手先の器用さ。
とにかく細かい仕事が得意なローマンさん。
店長から「串打ち」の作業を任されています。
特に「せせり」と「とりかわ」の串打ちが得意なローマンさん。
今後は「焼き」の修行もしていきたいそうです。
長野にも強力な助っ人
アメリカ出身のタイラーさんは旅館の若旦那。
7年前、妻の実家である旅館の後継ぎがいなくなったため、タイラーさんが後を継ぎました。
そんなタイラーさんの助っ人ポイントは、「手作りへのこだわり」
実は、旅館にあるすべての露天風呂は、タイラーさんの手作りなんです。
その名も「100年風呂」。
お風呂を囲む大小300個の石は、すべてタイラーさんが集めたものなんです。
今後も、手作りにこだわり、旅館を盛り上げていくそうです。
続いて向かったのは、浅草。
ウズベキスタン出身のディルショットさん。
日本語の勉強のため、4年前に来日。
観光で浅草に来た時、あんみつとの運命的な出会いがありました。
とってもあんみつが旨かったんで、働くことにしましたそうです。
今では、あんみつはもちろん、すべての甘味をディルさんが一手に担っています。
助っ人ポイントは、料理を作るスピードと正確さ。
ディルさんが作ったあんみつは、早いだけでなく、見た目も華やか。
多い時は1日50杯以上出るそうです。
高いあんみつ作りの技術が認められ、ディルさんは今月から正社員になり、後輩にもあんみつ作りを教えます。