今グーグルマップのとある機能が話題になっています。
それは「タイムマシン機能」。
過去の写真をさかのぼり、街が変化していく姿を見る事が出来るんです。
若者文化の中心地、渋谷。
今、多くの人々が行き交うこの街は、昔どんな姿をしていたのか?今回は、渋谷の各場所ごとに昔の街の姿を調査していきます。
まずは、渋谷と言えばコ駅前にあるスクランブル交差点。
高度経済成長が始まったばかりの1959年。
今から55年も前ですが、山手線の線路と道路、それに地下街の入り口も位置が現在とほぼ一緒。
一方で、周囲の建物は様変りしています。
当時、駅前には地上7階の東横百貨店がそびえたっていましたが、現在は、取り壊されて建物はありません。
続いて駅前の様子。
多くの人が利用するJRのハチ公口。その前には現在地下街への入り口がありますが、1961年には当時から同じ位置に地下街の入り口があり、大勢の人で賑わっています。
一方、後ろには低い建物ばかりで現在駅を取り巻く沢山のビルの姿はまだありませんでした。
駅前と言えば渋谷の象徴、ハチ公前広場。
実は、この場所に30年前あるものがあったんです。
バブル絶頂だった1986年、当時ハチ公前には噴水がありましたが、駅前の区画整理の際、人通りを良くするために撤去されてしまったそうです。
そして、ハチ公自体も今とは違うところがあるんです。
現在は駅前広場の隅に駅に向かって立っているハチ公。
しかし、1986年当時は、広場の中央で交差点へ向いて立っていたんです。
実は、これまで何度か場所が移されており、今の場所になったのは、平成元年だそうです。
そして駅前にはもう一つ、意外なものがあったんです。
渋谷駅に隣接するビルの屋上には、今から60年前にロープウエーがとおっていたんです。
このロープウエーは全長75m。
当時あった東横百貨店と玉川電鉄のビルの間をつないでいました。実は、そのロープウエーは屋上遊園地の遊具の一つで、子供しか乗れませんでした。
しかしそれも、ビルの立て替えの為、僅か1年半で終了。まさに「幻のロープウエー」なんです。
ほかには、一昨年オープンしたヒカリエ。
この場所に11年前まであったのが東急文化会館。
その中にはプラネタリウムもありました。
渋谷センター街も、昔はこんな姿、当時から喫茶店やバーなど飲食店が多く軒を連ねています。
山手線も、50年前から駅のホームは多くの人でごった返しています。
渋谷のファッションの聖地109。
実は60年前から衣料を扱うお店などが軒を連ねる場所だったんです。
また、写真にあった「ミツマル」は現在も109の中にお店があり、女の子たちに人気のブランドになっているんです。