今やポップコーンは「東京の新名物」。
最先端のファッションフードとして、全国的に広まってきていました。
乾燥コーンを炒ってつくるポップコーンは、アメリカ生まれのスナック菓子。
もともとシンプルな「塩味」で親しまれてきましたが、現在では様変わり。
甘酸っぱいラズベリー味や、濃厚なブルーチーズのぜいたくな味付け、そして、チーズとキャラメルをミックスした複雑な味まで、100種類以上ものフレーバーが販売されているんです。
では、いつから日本人は、ポップコーンを楽しむようになったのでしょうか?
調べてみると、70年ほど前に、アメリカ伝来の食文化として、映画館で食べられるようになったのが、日本での第1次ブーム。
そして、第2次ブームも映画館からはじまったとのこと。
塩味に加えて、20年ほど前からキャラメル味が登場。
映画館やディズニーランドなどで人気となり、甘いポップコーンブームが到来しました。
その後、限られた場所から、街中へ進出。
各専門店がしのぎを削る、第三次ブームがやってきたんです。
去年オープンしてブームの火付け役となった「ギャレットポップコーン」。
36種類もの多彩なフレーバーが特徴の「ククルザポップコーン」
そして先月オープンした、天然素材にこだわる「ドックポップ
コーン」。
大衆食文化に詳しい専門家に伺うと、今注目の3店舗で「1番人気のフレーバー」には、ポップコーンブームは「甘じょっぱいブームの延長線」という側面もあったんです。