今年、各地でダイオウイカ発見のニュースが相次ぐ中、都内でもイカの専門店が大人気!
まさに、世は空前のイカブーム。
そんなイカの水揚げ量 日本一は青森県の八戸港。
イカといえば「お刺身」「イカ焼き」などの定番料理がありますが、イカ王国・青森では、独自に進化したイカグルメがとにかく豊富。
そんな驚きのイカグルメを今回、「衝撃のイカグルメ」と名付け徹底調査!
取材をしたこの日、八戸港ではちょうどイカのセリが行われていました。
八戸沖は、北からの親潮と、南からの黒潮がぶつかりあうためプランクトンが豊富で、イカがたくさん獲れるんです。
特に、今が旬のスルメイカは、別名「夏イカ」とも呼ばれ、甘みが凝縮しておいしいんです。
これからが、青森県民しか知らない衝撃のイカグルメ!
衝撃のイカ丼!その名も「八戸ばくだん」。
旬のスルメイカを、なんとさいの目状に切っていくんです。
そして、青森名物・田子(たっこ)産のにんにくをまぜた甘めのしょうゆダレをイカと混ぜ合わせます。
それをご飯の上にたっぷりのせ、イクラと卵の黄身(きみ)をのせて完成。
「八戸ばくだん」は4年前、全国ご当地どんぶり選手権で最優秀賞に輝いた、八戸が誇る逸品なんです。
続いてやってきたのは、八戸市の屋台街。
ここには、人気のイカ専門店が!
「ととや烏賊煎(いかせん)」は、活(かつ)イカにこだわり、メニューはおよそ20種類。
イカのワタで炒めた「イカコロ焼き」やイカのつみれ入り「せんべい汁」を味わえます。
ここで、人気のメニューはプリップリ!衝撃のイカしゃぶ。
お刺身でも十分おいしい活イカ。
これを塩と昆布のダシでしゃぶしゃぶして頂きます。
生とは違ったプリプリした食感を楽しむことができるんです。
そして八戸の巨大市場を歩いていると、八戸市のマスコットキャラクターに出会いました。
いかずきんズのお父さん。
ゆるキャラもイカの形をしているほどイカが愛されているんですね。
ここで、八戸を離れ、続いては下北半島 風間浦村(かざまうらむら)へ。
イカ漁が盛んで、夜には漁火(いさりび)が見えることでも有名です。
地元の漁師さんが獲ってきた生きたままのイカを備蓄センターへ急いで運び、水槽に入れておくんです。
活(かつ)イカは地元の食堂や旅館などで料理に使われます。
さらに「衝撃のイカレース」。
イカの速さを競う、その名も「烏賊様(いかさま)レース」。
一周は20メートル、6つのレーンがあります。
600円でスルメイカを購入すれば、だれでも参加できます。
疑似餌が付いた棒で、イカを刺激して、一緒に走りゴールを目指します。終わったら表彰式も行われるんです。
ちなみに、出走したイカは、健闘をたたえ活(かつ)イカ備蓄センターで頂くこともできるんです。
そして、この村には、まだまだ衝撃のイカグルメがありました!
その名も「衝撃の踊るイカ丼」。
向かったのは、地元で55年、愛されている「あさの食堂」。
挨拶をすると、ご主人がバケツを持って店を出ました。
走ってどこへ向かっているんでしょうか?
そこは、いかさまレース場がある活イカ備蓄センターです。
自分でイカをゲット。往復400メートルを走ってちょっと疲れていました。
多い日は、10回もイカを取りに行くそうです。
だから、イカをさばくのは奥さん。
どんぶりにのせるのは透明なスルメイカ。
そして、生うに。さらに、生きたイカ乗って完成。
イカ王国・青森県は驚きの連続でした。