はっくしょん!
私たちが常識と思っていることは、外から見たら非常識かもしれません。
万国共通の生理現象、くしゃみも日本と海外で、その常識にかなりギャップがありました!
くしゃみとは、鼻から入った異物に反応し、激しい息と共に大きな声が出てしまう生理現象。
個人差はありますが、わたしたちがくしゃみの音を表すときは、「はっくしょん」という言葉を使いますよね?
映画を見てみると、聞きなれた「はくしょん」ですが、英語版では「アーチュー」。
日本語版と英語版で、発音の違いが見受けられました。
実は英語圏では、くしゃみの音を「アーチュー」と表すのが常識だったんです。
ちなみにイタリアのくしゃみは、「エッチィ」ですので、発音を間違えないようお気を付けください。
調査の結果、国によってくしゃみの音はさまざま。
日本人から見れば、くしゃみをしづらそうな音もありますが、それが各国の常識。
そして、はっくしょんという音を使う国は日本以外ではゼロ。
くしゃみの音はなぜこんなにも違うのか?
擬音語の専門家に聞いてみると。
テレビ、アニメなどで幼い頃から「くしゃみははっくしょん」だと教えられるように、アメリカでは「くしゃみはアチュ」だと教えられ、無意識にそれを真似て発音していることから国による違いが生まれるんだそう。
日本では、くしゃみをするときには古くから伝わる迷信があります。
くしゃみをすると誰かに噂されている。
この迷信の歴史は古く、日本最古の歌集、万葉集までさかのぼると。
噂とは少し違いますが、奈良時代には、くしゃみをするときは誰かが自分のことを思っていると言われていたようです。
アジアの一部の国では日本に似た迷信があるものの、ほとんどの国にとってはくしゃみは噂というのはあまりなじみがないようです。
外国人の方に話を聞いていると、さらにもう一つ、くしゃみに関する常識ギャップが判明!
アメリカでは、くしゃみにをした人に「ブレスユー」というのは常識。
ちなみにブレスユーとは、相手に対し神の恵みを祈るゴッドブレスユーが簡略化された言葉。
イタリア人の男性はくしゃみに対し、「サルーテ」と反応。
乾杯のときも同じ言葉を使うそうです。
質問をした20か国のうち16か国では、くしゃみの後に声をかけるのが常識。
何も言わないのは、日本を含め、アジア4か国だけでした。