放送内容

HATENAVI

2014/08/26 放送
人気急上昇ラーメン!「台湾まぜそば」って何?

人気急上昇ラーメン!「台湾まぜそば」って何?

汁なし担担麺・鶏白湯など、続々と出現する新たなラーメン!

そんな中、常識を覆す驚きのラーメンが、人気急上昇となっているんです!

それは、行列が出来るほどの大人気!クセになると絶賛の「台湾まぜそば」という、汁なしの具だくさんラーメンでした。
基本の味付けは、鶏と魚介のだしをきかせた醤油ベースのタレ。そこに、ゆであがったアツアツの太麺をよーく絡ませます。
そこに、ネギ、ニラ、ノリなどの具材が、丼を彩るようにのせられます。
最も特徴的なのが、ピリ辛の挽き肉。たっぷりの唐辛子を、そのまま混ぜて炒めたもので、味の決め手になるとのことでした。

そして、見た目の要となる卵黄をのせ、魚粉、にんにくを添えて完成。麺が見えない、色鮮やかな盛り付けに圧倒されますが、おすすめの食べ方は、卵黄を潰し、ちゅうちょなく混ぜること!
具材をまんべんなく行き渡らせてからいただくのが作法。

同じく人気の「汁なし担々麺」も唐辛子を使っていますが、特徴は、山椒風味のしびれるような辛さ。
対してこちらは、唐辛子がダイレクトにくる強烈な辛さなんです。
その味わいを目当てに、今、都内各所のラーメン店を訪れるお客さんが、急増していることがわかりました。

そして、さらに調査をしていくと「台湾まぜそば」なのに、台湾とは関係がなく、名古屋発祥という事が分かったんです!
いったいどうして名古屋生まれのラーメンが、台湾まぜそばと呼ばれるのでしょうか?

台湾まぜそばのルーツを知るため元祖の店に向かうと、台湾ラーメンとは、名古屋人気の激辛ご当地ラーメン。
しょうゆベースのスープに、ひき肉や唐辛子がたっぷり入ったもの。
台湾には存在せず、名古屋の中華料理店で働く台湾人シェフが考案したことから、台湾ラーメンと呼ばれるようになりました。

まぜそばは、そのアレンジで生まれたことから「台湾」という名前がひき継がれたのです。

現在、名古屋では、味噌カツ、手羽先などと肩を並べ、「名古屋めし」として認知されるようになりました。
その名古屋の味が、東京でブレイクするきっかけをつくったのが、2つのラーメン店。

1店目は、人形町にある「やまらぁ」。
食べ歩きが趣味の店主が、2年前に名古屋で出会った台湾まぜそば、に衝撃を受けたといいます。
メニューに導入したところ、東京の客にも大ヒット!

そして、ブレイクのきっかけ、2つ目のお店は、今年ついに台湾まぜそば元祖が、名古屋から東京に進出。
本場の味が来たことでファンが増え、現在、都内20店舗以上に、拡大しています。

では、なぜ「台湾まぜそば」に、クセになる人が、
そんなに多いのでしょうか?

■理由その1:パンチのある辛さ
唐辛子を大量に使った辛さが、汁なし特有の濃厚なタレのうま味
と相まって、クセになる刺激となってました。過激さを極める
「激辛ブーム」が追い風となり、ハマる人が急増したと考えられ
るんです。

■理由その2:独特な食感
卵黄やニラ等の具材が、太い麺と絡み合った独特な味わいが、
他のラーメンにはない大きな魅力となっていたんです。
調査をすすめると、その秘密はモチモチ食感の麺にありました。
麺の湯切りをする作業に注目すると…すりこぎでグリグリ!
麺を傷つけ、でんぷん質のとろみを生み出すことで、タレや具材と絡みやする工夫だったんです。

台湾まぜそばがますますブームにのるには、女性人気が必須!
お酢を入れたり、店員さんおすすめの「とろろ」を入れたり、様々なトッピングを加え、自分好みの辛さを楽しんでいました。
また、「汁はね」の心配が少ないのも、女性人気を後押しする大きなポイントだといえそうです。