多くのビジネスマンが行き交う街 新橋
いたるところに飲み屋が連なり、サラリーマンの憩いの場所として知られ、おしゃれなバルなどが立ち並び女性にも人気の町。
そんな新橋、昔はどんな姿をしていたのか?
まずは新橋と言えば駅前にあるSL広場のSL(蒸気機関車)。
ビートルズが初来日した1966年。
SLの場所にあったのはステージだったんです!
そこには「自由民主党時局大演説会」と書いています。
ステージの高さはなんと周りのビルとあまり変わらないほど
巨大なモノだったのです。
ステージの下は馬券売り場になっていたんです!
48年前、SLはなかったんですね~。
そして、8年前まである物があったこと皆さん覚えてますか?
SL広場を上から見てみると、そこには噴水があったんです。
1975年につくられたこの噴水ですが2006年、広場の段差を解消するバリアフリー化などを目的として取り壊されたのです。
続いてはニュー新橋ビル。1968年はずらりとお店が連なっていました。
続いては新橋西口通り。
1982年の姿は 飾り付けが多く、華やかな感じです。
現在、バルなどのオシャレな立ち飲みが増え、若い女性にも人気のある飲食街。
43年前から「立ち飲み」はサラリーマン達に人気だったんですね
飲み屋の通りには三味線、片手に酒場を周る“流し”。
お客さんの歌の伴奏をしたり、リクエストに答えて歌っていたんです。
では、そもそも新橋はどのようにして発展してきたのでしょうか?
東京の歴史に詳しい東京女子大学の先生に聞いてみると・・・
「戦後の復興で大きなキッカケは闇市なんです。青空マーケットのような物なのですが食料品や物資を求めて人々が集まり、そうしたことで少しずつ商業が栄え、今のような形に発展していった」
ということでした。
ちなみに新橋駅前にあるSL広場のSLは1972年(昭和47年)に鉄道100周年を記念して設置され今のSL広場になったんです。
オシャレな街として注目を集める 二子玉川
東急田園都市線と大井町線が乗り入れ。
東京都と神奈川県の境を流れる多摩川沿いにある街、二子玉川。
今、オシャレな街として注目を集めるこの街の人は、犬を抱え、
花を持ち、皆さん品の良さそうな方ばかりなんです
1968年。駅の西口を出たこちら。
ショッピングセンターがあるこの場所の玉川高島屋がなんと46年前から開業していたんですよ
さらにもっと過去にさかのぼってみます。
東急田園都市線が走っているこの場所は永遠と田んぼや畑が広がる土地の真ん中に電車があるだけ。
これは玉川電気鉄道という電車で、今の東急田園都市線を走っていたんです。
二子玉川は電車が走り、ショッピングセンターが出来たことで人が集まるオシャレな街へと発展していったのです。
いまから4年前にショッピングセンターができ、がらりと姿を変えていました。
1985年。
駅からほど近い高層ビルを建設中の場所にあったのが「遊園地」。
1954年に開園した「二子玉川園」は、近隣に住む子供達に人気の遊園地でしたが、入園者が減ったこともあり85年に閉園したのです
さらに64年前までタイムスリップ。
当時は、多摩川沿いの田舎町でしかなかった二子玉川。
今の姿からは想像出来ない程、駅前は簡素な様子でした。