「ウイスキー」の本場といえばスコットランドですが、先日、そのスコットランドを抑え日本のウイスキー・山崎が世界一に認定されたニュースが話題になりました。
ハテナビではこうした食べ物を「本家超えフード」と名付け、これまで様々調査してきました。
まずは外国人の皆さんに、日本で「おいしい」と思った食べ物を調査。
多かった意見は「バウムクーヘン」。
そもそもバウムクーヘンの本家は「ドイツ」。
でも日本の方がおいしいと各国の外国人に人気!
そこで、日本語学校で本家 ドイツの方に伺ってみると、日本と異なる特徴は、砂糖やチョコレートを多めに使い、甘さが強いこと。
そして、日本のバウムクーヘンよりも、やや固めの食感だったんです。
一方日本では、贈答用として定着し、本家よりやわらかな食感に進化した日本のバウムクーヘン。
果たして、本家を超えられたのか?
日本とドイツの架け橋「日独協会」のご協力のもと、ドイツ人の方々、男女5人にお集まりいただき、「バウムクーヘン本家超え鑑定団」を結成!
3種類の日本のバウムクーヘンを鑑定していただくことに。
まずは、日本の老舗洋菓子店「ユーハイム」のハイグレードなバウムクーヘン。
日本の本格的なバウムクーヘンは控えめな甘さを指摘。
果たして、日本独自の味わいをどう判定するのか?
鑑定結果は2対3で、惜しくも「バツ」が1人多く「本家超え」ならず!
本家に比べ、甘さ控えめな点が物足りない、と感じた方が多数派という結果に。
では、これならと2番手は、和風の味付け「抹茶バウムクーヘン」。
女性陣は大盛り上がり!
和風のアレンジが吉と出るのか、神妙な表情で真剣に試食する彼女たち。
結果は…支持を勝ち取り、本家超え認定!
ドイツの味付けにない、抹茶の「さわやかな苦味」がプラスに働き、おいしさが引き立っているという鑑定でした。
鑑定の勝負は、1勝1敗。決着を付けるべく、訪れたのは、バウムクーヘンの実演販売のお店。
なんと、焼きたてを買うことができる人気店なんです。
本家ドイツの方々でも、めったに食べられないという「焼き立てバームクーヘン」。
果たして、その日本の味わいを、本家の方々は、どう鑑定するのか!?
鑑定の結果やいかに!
なんと全員がマル。本家超えを認めました!
焼き立てという究極のフワフワ食感が、本家の食感を圧倒的に上回っているという、全員文句なしの鑑定結果でした。
続いて注目した外国発祥の食べ物は、アメリカが本家の「ハンバーガー」。
まずは、本家のハンバーガーの典型的な特徴を調査しました。
すると…日本に比べて分厚い「牛肉」が主役。
味付けは、定番のケチャップ、マスタードとシンプルなもの。
何より「肉を食べる!」という意識が強いものでした。
街で調査すると、特に目立った意見が・・・
日本発祥の「モスバーガー」が、外国人に大人気だったんです!
果たして、この日本のハンバーガー・モスバーガーは、「本家超え」と認定されるのか?
そこで、アメリカンハンバーガーが大好きという、アメリカ人の協力のもと「本家超え鑑定団」を結成。
3種類のモスバーガーメニューを鑑定していただくことに。
まずひと品目は…スタンダードな「モスバーガー」。
厚切りトマトと、タップリのミートソースが特徴ですが、本家との大きな違いは、肉と他の素材のバランス。
モスバーガーは、肉が控えめで、トマトやミートソース、玉ねぎも同じくらいの分量でした。
本場の方々の反応は?
肉以外の様々な味に反応。
鑑定結果は…なんと全員一致で「本家超え」認定!
肉とソース・野菜の、多彩な味と食感の組み合わせが、本家に勝るおいしさだと、高く評価されたんです。
続いては、「テリヤキチキンバーガー」。
牛肉ではなく、チキンを挟んだもので、味付けはしょうゆベースの純和風ですが、鑑定結果は…和風アレンジでも、日本の勝利!
テリヤキ風味の味わい深さが、本場の方にも認められたんです。
そして最後は、バーガーメニューの中でも異端児、「ライスバーガー」。
パンの代わりに「ご飯」を使って、エビや貝柱のかき揚げを挟んだものなんですが…これはハンバーガーとして比較できるのか、という疑問!
「審議」に入りました。
3分後、なんとかハンバーガーとして鑑定してもらえることに。
結果は、本家超え…ならず!