放送内容

HATENAVI

2015/02/05 放送
なぜ、フライドポテトは人々を魅了する?

なぜ、フライドポテトは人々を魅了する?


いま専門店ができるなど、盛り上がりを見せるフライドポテト。
そこで、人々を虜にしてやまないフライドポテトの魅力を徹底調査!

フライドポテトといえば、近年はコンビニやカラオケ、さらには回転寿司でも集客の切り札。
その定番フードに最近変化が起きているんです。
都内で、相次いでフライドポテト専門店がオープンし、新たなブームに!
形も様々に進化していたんです!

およそ1年前、広尾にオープンしたアンドザフリットは、休日には1時間待ちの行列ができる人気店。
ベルギー産や国産の芋を使い、細切りや三日月型、ハーフカットなど、芋の特徴に合わせて、6種類のカットを使い分けています。
また、自家製マヨネーズやチーズなど、ディップは10種類の中から選ぶことができるんです。

実はフライドポテトは、ヨーロッパ・ベルギー発祥の料理。
本国ではフリッツと呼ばれています。

そんな本場ベルギー出身のシェフが作るフライドポテト専門店も、3か月前、青山にオープン。
総料理長のバルトさんは、なんと元ベルギー大使館の専属シェフ。使用するジャガイモは、ベルギー産のビンチェ種。
しっとりとした食感と、程よい甘味が特徴です。
揚げると、外はカリカリ、中はホクホクの極上フライドポテトに。

コンビニや回転寿司といった身近な場所だけでなく、専門店ができるほど、盛り上がるフライドポテト。
定番のフライドポテトが再び人気になっているんです。

ではみなさん、フライドポテトのどこに魅力を感じているのでしょうか?

【魅了される理由その1】手軽さ
手軽に掴めて、食べやすい所が好きという声が多かったんです。

【魅了される理由その2】食感
みなさん、カリカリとホクホクの食感に魅力を感じていたんです。
手軽さと食感が、フライドポテトに魅了される理由だとわかりました。


ところで、調査を続けていると、太さについて、色んな意見が飛び出したんです。
そこで、一番おいしく感じるフライドポテトの太さはどこなのか?

ジャガイモ料理専門店のシェフにご協力いただき、5ミリ~20ミリまで、正確に切ったフライドポテト7種類を用意。
それらをフライドポテトが大好きな女性たちが試食してもらったところ、なんと!6人中5人が、7.5ミリが一番おいしいという結果に!

ちなみに、7.5ミリに近いフライドポテトをスタッフが市販のものから探してみると、マクドナルドやロッテリアなどが、この太さに近いカットを採用していました。


さて、切って揚げるだけの中にも、奥の深いフライドポテト。
そこにもし、匠の味をプラスしたら、どんなものができあがるのか?

協力していただいたのは、フレンチの鉄人として名高い坂井シェフ。

まずは、北海道産の男爵いもを切り始めた鉄人。
その形は普通のフライドポテトに見えます。
しかし、揚げ油に匠の技が…、
「バターの香りを一緒に入れます。澄ましバターが入ってるので、これで色も付きやすく、香りも付きやすくなる」とのこと。

澄ましバターは、溶かしたバターの上澄みの部分をすくったもの。フランス料理でよく使われ、バターの香りやコクが、より味わいやすくなります。

じっくり揚げること2分、見事な黄金色に仕上がりました。

そして、このフライドポテトと合わせるのは、世界3大珍味のひとつ・トリュフ!

坂井シェフ「土からできたものは土の物と合わせるとか、海からできた物は、海のものと合わせるというのが、基本にある。だから、ジャガイモとトリュフは非常に相性がいい」

最後に、塩と刻んだトリュフをまんべんなくフライドポテトにまぶします。

これで、坂井宏行作、男爵いものフライドポテト・トリュフ添えの完成です。
トリュフとバターの芳醇な香りが、口の中にいっぱいひろがってきました。

誰に聞いても、嫌いな人がいないというみんなに愛されるフライドポテトでした。