生放送の字幕
最近、さまざまな番組で、見る事ができる字幕放送。
ワンセグで見る時や、銭湯、空港、病院など、静かな場所でも音声なしでテレビを楽しむ事が出来ますが、生放送のニュース番組でも、瞬時に出てくるコレって、一体どうやってるの?
調べてみると、その会社は新宿にある字幕放送センターというところで、人が字幕を打っていたんです!
一般の人は、1分間に入力できる文字数が、30字程度と言われていますが、彼女たちは、その10倍の入力ができる「ステノキャプショナー」と呼ばれる速記入力のプロ集団。
現在、およそ100人で、各局の生放送の字幕を制作しているといいます。
でも、いったいなぜ、そんなに早く打てるのでしょうか?
こちらの根本さんも、速記入力の達人。
キーボードは普通のものよりもキーが少ないんです。
母音と子音を同時に押して入力できるので、タッチ数が半減される仕組み!
さらに!早く打つためにショートカットキーが存在していました!実は、このショートカットキーは、3000通りもあり、これを全て覚えなくてはいけないそうなんです!
中には、8本の指で、同時押しする言葉まであるそうです!
生放送の字幕は、3年以上の訓練を受けたプロ中のプロが支えていました!
また、近くには「ステノキャプショナー」を養成する学校もあるそうで、訪ねてみると、先生の話に合わせて、文を打ち込む練習をしていました。
花粉予報
春の訪れとともに、人々を悩ませる花粉。
テレビでは、花粉の量を予報していますが、コレってどうやってるの?
ZIP!の気象予報士・平井さんに、伺ってみると、日本テレビでは、日本気象協会の花粉予報をベースに、分析しているとのこと。
気象協会では毎週、1週間分の花粉を顕微鏡で数え、それまでの週との花粉飛散量を比較。
そして、この花粉の増減データを今度は、天気、気温、風向きなど、日々の気象データと照らし合わせて、先々の花粉量を予報していたんです。
一方、千葉県に本社を置く、民間の気象会社では、全く別の方法で、花粉を測定しているといいます。
ウェザーニューズが誇る花粉のエキスパート・草田あゆみさん。
花粉の飛散量を予報するため、ポールンロボという独自の花粉観測器を導入。
一般家庭や企業、病院など、希望者の中から、抽選で、全国およそ1000か所に設置し、そこから送られてくる実況データをもとに、花粉予報を出していたんです。
ポールンロボは、感知した花粉の数によって、目の色が変わっていき、300個以上だと、紫になるといいます。