メッシやネイマールなどスター選手をようするFCバルセロナ。
その会長を選手たちが「のび太、のび太」と呼んでいることが、先日、ネットで話題になりました。
スペインでも人気のアニメ「どらえもん」。
その「のび太」に容姿が似ていることから、あだ名がついたそうなんです。
あだ名はいま、重要なコミュニケーションツール。
まずは街で調査した結果、あだ名があると答えたのは およそ70% でした。
さらに、街で調査していると、富のつく名字にはトミーというあだ名がつきやすいという法則がありました。
年代性別問わず、あだ名はトミー。
全国の名字に富がつく50人に電話で調査すると名字に富がつく人のあだ名がトミーになる確率は84%。
ちなみに、家族全員がトミーですという人も多くいました。
では、一体、なぜトミーなのかというと、1970年代後半に放送された刑事ドラマの影響が強く、その後、脈々と受け継がれているようです。
ここまで、日本人のあだ名について調査してきましたが、海外のあだ名事情はどのようになっているのか?
多くの国でつけられるあだ名は、名前を短くするつけ方でした。
しかし、タイでは変わったつけ方をしていたんです。
本名が非常に長いタイでは、名前を呼びやすくするため生まれたときに、あだ名も同時につける習慣があるそうです。
スポーツの場面では、青山学院大学ラクロス部ではプレー中、呼びやすいあだ名を使っていました。
代々、先輩が後輩に、あだ名をつけるのが伝統なんだそうで、新入部員が入った最初のミーティングであだ名つけ会議を行うそうです。
そして、最近では職場で積極的にあだ名を使用している企業もあるんです。
楽天は、5年前に社内公用語を英語にしたことが話題になりましたが、4年前、あだ名をつけるニックネーム制度を導入。
ちなみに、あだ名は自分で決め、人事部で審査し、正式に決定されるそうです。
それでは、本当にあだ名で呼び合うと、コミュニケーションは取りやすいのか?
こちらの10人に集まっていただき、あだ名で呼び合うグループと名字で呼び合うグループに分かれて調査。
皆さん会話を楽しんでくださいとだけ伝え、その間、どれだけきさくに名前を呼び合うかカウントしていきます。
それぞれ名前を呼んだ回数を見てみると名字グループが13回なのに対し、あだ名グループは、倍の26回。
あだ名をつけている方が、気軽に声かけができ、初対面とは思えないほど仲良くなっていました。