現在、日本中を熱狂の渦に巻き込んでいるラグビーワールドカップ!
そんな中、注目されているのがラグビー選手たちの、大きな肉体!
でもその肉体、元々大きいわけではないんです。
たとえば、日本代表キャプテンのリーチマイケル選手。
高校生のころは、驚くほど線が細かったんです。
また、あの五郎丸選手の高校時代は今よりも体重が20キロ以上少なかったんです。
では、ラガーマンの肉体は、どうやって作られるのでしょうか?
日本代表・田村選手を有し、日本ラグビーの最高峰・トップリーグに所属するNECグリーンロケッツの全面協力を得て、1日密着させてもらうことに。
ちなみに彼らは、社会人チームのため、普段、午前中オフィスで働き、午後から練習。
ボールを使ったパス回しや、タックル、さらに器具を使ったスクラム練習など、基本練習を繰り返し行っています。
でも、それ以外にも重要なのが、ウェイトトレーニング。
最新機器を揃えたトレーニングルームには、汗だくでダンベルを2個同時に持ち上げる選手や、体幹トレーニングに没頭する選手。
「けんすい」は、体にダンベルを付けたままトレニーングしていました。
腕力や握力は、体を密着させてパワーを生み出すため、特にスクラムを組む時に重要となってくるんです。
こうした厳しいウェイトトレーニングを日々続けることによって、ラガーマンたちは、たくましい肉体を作っていました。
先日のサモア戦でも、体格が上回るサモア代表に日本選手たちは、スクラムで押し勝っていました。
ラグビーにおいて、下半身の強さは勝敗を決するほど、重要なもの。
そのため、ラガーマンは下半身強化に、特に力を入れていたんです。
でも、ウェイトトレーニングだけでは、ラガーマンの完全なる肉体にはならないんです。
そこで、もう一つ重要な要素が食事なんです。
ラグビー部の独身寮にお邪魔すると…、
独身寮の食事は、ビュッフェスタイルなんですが、チーム所属の栄養士が、選手1人1人の分量を計算して指示しています。
この日の昼食メニューは、パスタ・ホイコーロー・チキンソテー・ロールキャベツに生野菜やフルーツなど、1回の食べる量は、さほど多く感じないかもしれませんが、実は朝・昼・晩。
そして、練習の合間や就寝前など、1日6食も食べているんです。
クラブハウスの廊下には、大量のプロテインとバナナがあり。
すべて食べ放題。
そして、強靭な肉体を作るのに、さらに重要なのが昼寝。
昼食後は、ほとんどの選手が昼寝をしているんです。
専門家によると、睡眠をとることで、筋肉の回復機能が働きやすくなって、効果的なトレーニングにつながるんだそうです。
世界一の練習量を誇る日本代表のスケジュールを見てみても、過密スケジュールの中、しっかりと2時間、昼寝を取り入れていました。
こうして、あのスゴい肉体を、みなさん維持していたんです。