放送内容

HATENAVI

2015/11/23 放送
あなたの町に、いったい何があるというんですか?

あなたの町に、いったい何があるというんですか?

先週、村上春樹さんの新刊が書店に並びました。
タイトルは「ラオスに いったい何があるというんですか?」

あまり馴染みのないラオスなどで、村上さんがさまざまな魅力を発見していくという旅行体験記。

しかし、海外だけじゃなく、日本にもまだまだ知らないモノがあるはず!
そこで、地方の方が数多く集まる東京で、生まれ育った町の魅力を語ってもらうことに。

誰もが知っている大都市の場合・・・
全国的に有名な名物をアピール。
一方であまり大きくない町の方々は、あまり知らない、ご当地自慢が次々と!

あまり知らない町の、知られざる魅力をナビゲートします!


北海道 小清水町「でんぷんだんご」
小清水町は雄大なオホーツク海が臨める、人口5000人ほどの小さな町。
小清水町民が愛する「でんぷんだんご」は、ジャガイモのでんぷんに金時豆を入れて焼き上げる小清水町の名物。
4年前、通常の1000個分にあたる、重さ115.5キロのでんぷんだんごを作り、世界一重いだんごとしてギネス世界記録に登録。
いまや小清水町の自慢になっているんです。

栃木県 宇都宮のお隣 壬生町「かんぴょう音頭」
国内でも有数のかんぴょう生産地、壬生町(みぶまち)。
夏祭りでは「かんぴょう音頭」を町民総出で30分以上、踊り続けるんだそうです。

埼玉県 鴻巣「カワハバ」
「カワハバ」とは、まさに川の幅のことだったんです。
しかし、橋の下を見ると、そこは一面畑。
肝心の川は一体どこにあるのでしょうか?

でも、日本一とは思えないほど狭~い川。
これは看板に偽りアリか!?

一体どういうことなのか、市役所を訪ね、市長さんに真相を確かめると・・・水が流れている幅は30メートルほどですが、国土交通省では堤防から堤防までの距離を川幅と定め、これが2537メートルなんです。
2008年の調査で判明し、「川幅日本一」となったのです。
その川幅を生かした鴻巣の新名物が、この川幅うどん。
麺の太さ、なんと7cm!
他にも川幅せんべいや川幅鉄火丼なんてのもありました。

愛知県 春日井市「サボテン」
実は、春日井市はサボテンの生産量が日本一!
1959年、伊勢湾台風で農地が大被害を受けたのを機に比較的災害に強い、観賞用のサボテンの栽培を始めました。
今では国内の8割以上のシェアを誇るんです。
当初は観賞用でしたが、近年は食用のサボテンにも力を入れていて、地元ではなんと!スーパーにも売っているほど。家庭でも楽しめる、まさに市民の味なんです。

愛媛県 松山市「俳句ポスト」
松山市は俳人・正岡子規、生誕の地。
1968年に設置され、現在、市内に94か所。
年間、6000もの句が寄せられるそうです。
電車の中にまで設置されているんですよ。