3月26日に開業が迫った「北海道新幹線」。
初めて北の大地に新幹線が上陸。
北海道に新たな2つの駅が誕生し、終点の新函館北斗駅までは、東京から最速4時間2分でつながります!
観光客の皆さんを迎える函館は、3月の開業に向け早くも歓迎ムード!
訪れる人たちに美味しい北海道の海の幸や、絶景を楽しんでもらおうと意気揚々!
でも、皆さんご存知ですか?
新函館北斗の前にもう一つ新たに、木古内(きこない)駅ができることを。
こちらも函館に負けず、北の大地の魅力がたっぷり!
今日のハテナビは、北海道新幹線で盛り上がる。
「函館」と「木古内」
どっちが楽しいのか!?
ナビゲートします!
新函館北斗駅は、3月の開業に向け、3階建ての立派な駅舎が完成間近。
駅構内も、開放感に溢れるモダンな作りになっています。
そして、新函館北斗駅の一つ前にあるのが木古内駅。
津軽海峡を望み、古くから交通の要所として栄えた街、木古内。
現在の人口は4千600人ほどの小さな街ですが、町中には開業を記念するノボリやポスターが並び、大きな期待が伝わってきます。
在来線の木古内駅に併設された新駅舎。
駅構内の天井は、北海道産の杉を使い、津軽海峡の波がデザインされています。
さあ、函館と木古内どちらが楽しいのか?
最初は『グルメ対決』。
まずは函館。
北の海の海産物がたくさん並ぶ中、特に目を引くのが「イカ」。
“市の魚”としてイカが制定されるほど。
函館は“イカの街”として有名。
イカ釣り漁が盛んで一年を通して新鮮なイカが味わえます。
そんな新鮮なイカを、こちらでは生きたまま生簀に。
釣ったイカは、その場ですぐにお刺身にして食べることができます。
対する木古内のグルメを街の人に聞くと、木古内のオススメだという「ホタテ」を調査をすべく漁港へ。
木古内では、津軽海峡の荒波のおかげで、他の地域よりも肉厚で大きなホタテが育つそうなんです。
さらにその“絶品のホタテ”を使った新たなご当地グルメ「ホタテ炙り丼」。
ホタテを炙ることで、生の食感を残したまま、味わいを引き出すそう。
この「ホタテ炙り丼」。
町内7店で提供し、お店それぞれで味付けが違うんだとか。
続いては、列車の中でも食べられるお弁当対決!
まずは、函館。
函館市民が愛するという「やきとり弁当」が売っているお店に向いました。
店内にはいるとすぐに、美味しそうなやきとりを焼く姿が。
早速「やきとり弁当」を一つ注文です。
しかし、これ、よーく見ると串に刺さっているのは、豚肉のような・・・。
函館を初めてする道南地方では、「やきとり」と言えば豚串のことをさすんです。
豚肉なのに「やきとり」。
ここでしか味わえない函館名物の弁当です。
では、対する木古内のお弁当とは?
駅から歩いて5分ほどのお店「急行食堂」は87歳のおかみさんが切り盛りしています。
メニューはスープとご飯に、焼きそばだけ。
そのお店の看板メニューの焼きそばをお弁当でも提供しているんです。
特製の醤油ダレで味付けされた焼きそばは具沢山。
開店当時は、まだ急行さえ止まらなかった木古内駅。
“急行列車が止るよう願いを込めて「急行食堂」という名前に。
その願いがかなり、駅に急行列車が止まるようになり、今年は新幹線まで、停車することになったんです。
ぜひ、新幹線にお乗りのさいは、これらのお弁当を買って行ってはいかがですか?
続いてはビュースポット対決!
ます函館。
函館と言えば、皆さんご存知、標高334mの函館山から眺める夜景。
ここに来たら誰しもが訪れる、北海道を代表するビュースポットです。
では、対して木古内のビュースポットは?
向かったのは木古内の町役場。
出迎えてくれたのは、木古内町のご当地キャラ「キーコ」。
3年前に誕生し、PR活動の中心となっています。
さらに、とても気さくな木古内町長がお出まし。
町長自ら案内してもらい、駅から車で3分、木古内一のビュースポットへ。
“標高72m”の薬師山。
その展望台からの眺めがこちら。
しかし、この日は残念ながら雪で遠くの景色は見えず。
晴れていたら、このように雄大に広がる津軽海峡が一望でき、そして函館山も目にすることができるんです。
そして、新幹線が開業する5月になると、山一面に芝桜が咲き絶景に。
さらにそれだけじゃありません。
新幹線の開業に合わせ、新たなビュースポットも。
ということで、駅から車で5分ほど移動。
オープン前ですが、特別に許可をもらい、一足早く、その景色を見せてもらうと、走ってくる新幹線を正面から眺めることができるという展望台。
その名も“北海道新幹線ビュースポット”がありました。
完成したら、このような風景が見えるに違いありません!