放送内容2020年3月15日(日) 24:55
19人を殺した君と重い障がいのある私の対話
「意思疎通がとれない人は有害だから」「安楽死すべき」。障がい者19人が殺された事件の植松聖被告がある男性と接見した。富山市の八木勝自さん(65)はNPO法人代表で誰もが生きやすい社会づくりの活動を続けている。脳性まひがあり、手足を動かせない重度障がい者で口にくわえた棒とタブレットで手紙を書いた。車椅子で向かった横浜拘置支所。障がい者と植松被告の対話から浮き彫りになる「優生思想」は私たちに向けられていた。
ナレーター/武道優美子(北日本放送アナウンサー)
制作/北日本放送 放送枠/30分
- 再放送
3月22日(日)11:00~ BS日テレ
3月22日(日)5:00~/24:00~ CS「日テレNEWS24」
犯罪・アクシデント
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2020年3月15日(日) 24:5519人を殺した君と重い障がいのある私の対話「意思疎通がとれない人は有害だから」「安楽死すべき」。障がい者19人が殺された事件の植松聖被告がある男性と接見した。富山市の八木勝自さん(65)はNPO法人代表で誰もが生きやすい社会づくりの活動を続けている。脳性まひがあり、手足を動かせない重度障がい者で口にくわえた棒とタブレットで手紙を書いた。車椅子で向かった横浜拘置支所。障がい者と植松被告の対話から浮き彫りになる「優生思想」は私たちに向けられていた。
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2019年10月13日(日) 25:05なかったことに、できない。
性被害② 回復への道は2週連続「性暴力被害」の後編。16歳で教師から性被害を受けた44歳女性は、その後極度の潔癖や自殺衝動、怒りに苦しんだ。こうした異変が性被害からくるものだと知ったことが再生へのきっかけになった。彼女は、被害当事者のための自助グループを主宰している。 父親から長年性虐待をうけてきた28歳女性は、夫に気持ちを受け止めてもらうことで死にたい衝動から抜け出すことができた。被害者の回復への道をさぐる。 令和元年度(第74回)文化庁芸術祭参加作品 -
2019年10月6日(日) 25:10なかったことに、したかった。
未成年の性被害①2週連続で「性暴力被害」を放送。1週目は未成年の性被害の実態と長きにわたる苦しみについて。44歳の女性は高1の時憧れていた教師からわいせつ行為を受けた。自分が汚れた感覚になり、異常なほどの潔癖症や自殺衝動現れるようになる。「幼すぎてわからなかった」と語るのは小学校の時、担任教師から被害を受けていた30代の女性。10年後に過食や抜毛などの自傷行為が始まり、今も苦しんでいる。 令和元年度(第74回)文化庁芸術祭参加作品 -
2019年9月1日(日) 25:05刑罰と治療
~クレプトマニアという闇~万引を繰り返す病"窃盗症=クレプトマニア"今、多くの人がこの病気に苦しんでいる。抑えられない万引への衝動と、家族に見放された孤独を抱えながら、苦悩する日々。彼らは刑罰を受ける犯罪者でもあり、治療が必要な患者でもある。そして近年増える、治療を促す執行猶予付き判決。再犯防止に向けた「治療的司法」とは...。彼はなぜ盗むのか。そして「刑罰と治療」に向き合う患者たちが社会復帰するために必要なものとは。【制作:テレビ金沢】 -
2019年6月9日(日) 24:55裁判員裁判10年
~死刑判決はなぜ覆るのか~市民の出した死刑判決が相次いで覆っている。市民が刑事裁判に参加し、判決を決める裁判員制度が始まって10年。市民の感覚を反映させようとスタートしたが、プロの裁判官が、裁判員が考えた死刑は違うと判断しているのだ。「制度は意味がない」遺族は憤る。刑罰を決めるのは「国民の良識」なのか「公平性」なのか。死刑と判断した裁判員や、死刑を認めなかった最高裁の裁判長ら、当事者の貴重な証言から、制度の意味を問い直す。