羽生結弦「被災地の皆さんの心に春を届けたい」 松任谷由実と「春よ、来い」で夢の共演!
■ピアニスト清塚信也のアレンジで地元吹奏楽団とのアイスショー成功!
日本テレビ系で放送中の「24時間テレビ42」。24日(土)に、北海道胆振東部地震への復興の願いを込めたスペシャルアイスショー「羽生結弦と松任谷由実が共演 被災地・北海道に 春よ、来い」の模様を放送した。
このショーでは羽生結弦と松任谷由実の共演が実現。演目はピアニスト清塚信也アレンジによる「春よ、来い」。「この曲で被災地の皆さんの心に、春を届けたい」とショーの前に語っていた羽生。被災地の皆さんの笑顔と涙、そしてあたたかな拍手が会場を包み、「春が来るようにと思って滑ることができました。ありがとうございます」と羽生は締めくくった。
■羽生結弦と松任谷由実 アイスショーの前には被災地訪問も
6月下旬、羽生は北海道・厚真町へ向かい、町の名産・ハスカップを栽培している山口善紀さんと対面。厚真町は昨年のハスカップの生産量日本一。一方で、畑の一角には土嚢が積み上げられていた。地震で裏山が崩れ、元に戻るには約10年かかるという。羽生は作業場を見学し、ハスカップのスムージーも味わった。
一方、松任谷が訪ねたのは町民吹奏楽団の練習場。今回のアイスショーでピアニストの清塚信也指導の元、冒頭演奏をしてくれた厚真町民吹奏楽団の皆さんだが、指揮者として皆をまとめてきた松下一彦さんが地震で土砂崩れに遭い、息子さんと共に帰らぬ人となった。大黒柱でムードメーカーだった松下さんを失い楽団は活動を休止。一時は、解散も考えた。しかし、地震で被害を受けたが、そんな時こそ頑張るのが町の楽団の使命─松下さんならきっとそう言ったはず…そんな思いで震災から約3か月後、地元の保育施設のクリスマス会で活動を再開。子供たちの笑顔を糧に活動を継続することを決めた。
アイスショーは、山口さんをはじめ被災地・厚真町の皆さんを中心に約400人を招待。楽団による演奏で開幕し、さらに、ピアニスト・清塚信也のアレンジと演奏による「春よ、来い」を松任谷が歌う中、羽生は華麗な滑りを披露した。