【24時間テレビ41】激闘!全日本ブラインドダンス選手権 優勝が3組の快進撃!
8月25日(土)26日(日)に放送された「24時間テレビ41」では、南原清隆をリーダーに、Sexy Zone松島聡、マリウス葉、佐藤栞里、小倉優子ら6組12人のメンバーが24時間テレビ当日にブラインドダンスの大会に出場しました。
ブラインドダンスとは、ペアのうち1人または2人が視覚障がい者で男女ペアを組む社交ダンス。チャチャチャで池田定道さん&ブルゾンちえみペア、西梨沙さん&マリウス葉ペア、池田雪子さん&松島聡ペア、ルンバで秋元美宙さん&南原清隆ペア、富田宇宙さん&佐藤栞里ペア、宇田川敏男さん&小倉優子ペアという組み合わせで大会に臨みました。
池田・ブルゾンペアはチャチャチャの男性が視覚障がい者の部で優勝を果たしました。西・マリウスペア(優勝)、池田・松島ペア(準優勝)はチャチャチャの女性が視覚障がい者の部でワンツーフィニッシュ。ルンバの男性が視覚障がい者の部で宇田川&小倉ペアは6位入賞、富田・佐藤ペアは優勝。ルンバの女性が視覚障がい者の部で秋元・南原ペアは準優勝。リーダーの南原は「とてもいいパートナーにめぐりあいました。支えてくれたスタッフや関係者のみなさんに感謝を伝えたいです」とコメントしました。
全ペアの種目をご紹介
放送では、各ペアの練習や舞台裏の様子も紹介されました。ダンス歴31年のベテラン池田定道さんはブルゾンちえみとペアを組みました。社交ダンスを始めたのは40歳の時、しかし徐々に視野が狭くなる網膜色素変性症を患い、今では人の気配を感じるのがやっとだといいます。しかし「ダンスを辞める気は全然ありませんでした」という池田さんは昨年はルンバ・チャチャチャ部門で全国2位という成績を残しました。ブルゾンのネタでwith Bとの動きを取り入れた「35億のサダさん」という技を披露。2人の笑顔が印象的なパフォーマンスでした。
5歳の時、徐々に視力が低下するぶどう膜炎を患い、33歳でほぼ視力を失ってしまったという西梨沙さんは、マリウス葉とペアを組みました。西さんの「敬語を使わなくていい」という提案がきっかけで、距離が縮まり、ダンスも上達したことに感謝を込め、マリウスは「シンデレラのガラスの靴」というオリジナルの振り付けをプレゼントしました。
10年前全盲となったという池田雪子さんと松島聡ペアは年の差46歳。練習で松島がステップに苦労する時には池田さんが「私がリードしてあげるから大丈夫」とフォロー。練習を重ね、松島は「わかった」とリードをするコツをつかんだよう。大技「私を回して掴まえて!」を披露。鮮やかなピンクが映える衣装でのダンスでした。
生まれつき全盲だった秋元美宙さんは陸上で全国2位、「パラリンピック出場が目標です」と語ります。南原清隆と、スローテンポの曲に合わせ、しなやかで優雅な動きが求められるルンバにチャレンジしました。必殺技は「高速6回転スピン」。
富田宇宙さんは、ブラインドダンス選手権のルンバ・チャチャチャ部門で2連覇中のチャンピオン。ペアを組む佐藤栞里は体が硬く、最初は苦労しましたが、パラ水泳の日本代表選手でもある富田さんが遠征で海外にいる間、佐藤は連日2時間以上の練習を重ね、3週間ぶりの練習で「めちゃくちゃうまくなってる」と言われるまでに。必殺技は、ダイナミックに上体をそらす「栞里の宇宙遊泳!」など。
55歳の時全盲となったという宇田川敏男さんは、小倉優子とペアを組み、大会に臨みました。夫婦で毎年大会に出場していたのですが、奥様が怪我をしてしまい、今年は「奥さんの思いを背負いながらダンスしたい」と語る小倉がサポート。必殺技は呼吸を合わせ美しく体を開く「感謝の花」でした。