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24時間テレビ

2024年8月31日(土)、9月1日(日)放送

松本潤「復興に向かって進んでいく力強さを感じた」 和太鼓の音色が宮城の空に鳴り響く

2019.08.24 公開

日本テレビ系で放送中の「24時間テレビ42」。8月24日(土)に、高校二年生の時、東日本大震災で弟・律くんと母、祖父母を亡くした宮城県東松島市の伊藤健人さん(26歳)が、松本潤らとともに和太鼓演奏や、花火のパフォーマンス 「東日本大震災から8年 天まで響け!復興の和太鼓」を行った。

舞台となったのは東松島市・野蒜海岸。健人さんは 「(震災から)8年後、本当にたくさんの仲間たちに恵まれて演奏し、前に進むことができています」と感謝の意を述べたのち、太鼓を奏で始める。隣には松本、そして健人さんの掛け声とともに照明がライトアップされ、後ろには多くの太鼓奏者と鯉のぼり、空には花火が。

健人さんと息のあった演奏を見せた松本は、演奏後に「みなさんの太鼓を奏でる音の圧と思いがすごく伝わってきて、復興に向かってみなさんが進んでいく力強さをすごく感じることができました」とコメントした。

■亡き弟の生きた証・鯉のぼりと好きだった太鼓

健人さんが震災当時、瓦礫の中から見つけたのが律くんの好きだった鯉のぼり。そして、3歳から太鼓を習い、地域の太鼓チームに健人さんが所属していたことから、律くんはその音色が好きだった。

震災後、世界で活動する和太鼓プロデューサー・千葉秀さんと健人さんが出会う。震災から2ヶ月後の2011年5月5日・こどもの日、思いを同じくする人達から集まった200匹の鯉のぼりと共に弔いの太鼓は大空へと響き渡った。健人さんは、今に至るまで毎年5月5日、無数の鯉のぼりを掲げ、復興の和太鼓を打ち鳴らしている。思いを同じくした人から集まった青い鯉のぼりはこれまで1,900を超える。

そして今回は、山梨県に工場を構える花火メーカー・マルゴー社長の斉木智さんが花火での協力に名乗りをあげた。斉木さんは毎年被災地におもむき、死者を弔う鎮魂の花火をあげているのだが、弟子・大杉しのぶさんは宮城で被災、斉木さんの技術と温かい人柄に心を打たれマルゴーへとやってきた経緯がある。

さらに松本も、太鼓指導・千葉響さんのもと練習を積み、太鼓の奏者としてパフォーマンスに参加。健人さんは「今まで応援してくれた人達とか周りにいる仲間達に感謝の思いを込めて演奏したいですし、青い鯉のぼりをあげてその日を迎えたいなと思います」、松本は「それをご覧になった人が何かを感じて何か行動し始めるきっかけになったらいいです」と語り、この日のパフォーマンスに挑んだ。
 


 

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