- 金八先生に憧れて、中学校の国語の教師になった熱血先生。仕事もプライベートも全力疾走の人生、突如、網膜剥離を発症し、失明してしまう。運命を嘆き、死をも望んでしまうほど、どん底の精神状態だったが、周囲の人々に支えられ、もう一度、教師を目指し始める。
- 淑則の妻。中学校の音楽教師。明るく朗らかな性格だが、一度決意したら、意見を曲げず、圧倒的な芯の強さを持つ。絶望の底にいる淑則に真正面からぶつかり、怒鳴り、泣き、叱咤激励しながら、 淑則と共に闘っている。
- 淑則の大学時代の先輩。教師への復職を目指す淑則の情熱にうたれ、周囲の人々を巻き込みながら、淑則の復職を訴えたり、講演会を開いたり、淑則を親身になってサポートする。
- 淑則の教え子で、現在、新米社会人であり、新米パパでもある。 熱血先生だった淑則を慕っていた。淑則が苦しんでいることを知り、 自分も支えの輪に加わる。
- 弱視になっても、持ち前の熱意でハンディを乗り越え、高校で教師を続けている。失意の淑則を励まし、もう一度教師を目指す勇気を淑則に与える。
- リハビリテーションの支援員。相手にも、自分にも、一切の妥協なく訓練を行う。その確固たる信念をもって、淑則を厳しく指導する。
- 盲目になった淑則が、中学校教師として復帰したがっていることを知り、すぐさま行動をおこす。
- 真弓の母。淑則を懸命に支える真弓を、陰ながら応援し続ける。 真弓が素直に弱音をはける人。親子であるが、共に闘う仲間のような関係でもある。
- 淑則の父。困難に立ち向かう息子夫婦を献身的にサポートする。雨の日も風の日も、常に淑則を見守る温かいまなざしに、家族の絆はより深まることになる。