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東京ワンダーツアーズ

2005年~2006年放送(全4回)
ストーリー

第1話

2005年9月3日放送

中村みどり(白石美帆)は、結婚を間近に控えた国際線のキャビンアテンダント。フライト先の北京で新婚生活の買い物をしていたみどりは、自転車に乗った男とぶつかってしまい、買ったばかりの食器が割れてしまう。男は、なんと学生時代の同級生・恩田豪(要潤)。世界中の街を“自転車目線”で撮影することが趣味の豪は、北京の街を撮っていたのだ。

豪は学生時代にみどりにフラれた過去を持ち、卒業後、プロのロードレーサーに憧れてフランスに渡ったが、夢破れて帰国。現在は自転車便のアルバイトをしている。相手が豪とわかった瞬間、みどりのビンタが飛んだ。

豪(要潤)は、北京からの帰国後、親友の渡辺恒平(小泉孝太郎)を訪ねた。都心の高級レジデンスに住む恒平は、人気上昇中のカメラマン。2人は大学時代、隅田川の屋形船で一緒にバイトをしていた仲間。

ある日、ウエディングパンフレットの配達を頼まれた豪は、宛名がみどりだと気付く。結婚が近いと察した豪は、花束を買いみどりの家の玄関の前に立った。ところが、出てきたみどりは泣き腫らした顔。そして、ワケが分からずにパンフレットと花束を差し出した豪の顔に、またしてもみどりのビンタが飛んだ。

まもなく、豪は、みどりの婚約破棄を知った。豪は、恒平の協力で、みどりを元気づけようと考える。たまたま出会った不思議な老人・白州信治郎(藤村俊二)の「東京は遊園地みたいに楽しい街」という言葉から、みどりを誕生日に東京で一番素晴らしい所に連れて行こうと考えた。

みどりの誕生日当日。豪と恒平は、かつて世話になった屋形船屋のオーナーや、知る人ぞ知る隠れ家イタリアンのオーナーシェフ、ウメさんこと梅木文隆、新進気鋭の書道家・武田双雲、人気パティシエの辻口博啓らの協力を得て、みどりの「失恋傷心を癒す」事をテーマにした誕生パーティーツアーを計画。その頃、みどりの元にはインビテーションカードが届き――。

 

第2話

2005年12月24日放送

東京の芝浦埠頭に浮くはしけに『東京ワンダーツアーズ社』のオフィスを開設した中村みどり(白石美帆)、恩田豪(要潤)、渡辺恒平(小泉孝太郎)の3人。現状の唯一の営業手段としてホームページを作成し、ネットでの営業活動を開始するが思うようにアクセスは伸びない。みどりは人気ブログを書いているある著名人にホームページをとりあげてもらえるように頼みにいく。

ある日、豪は都心の道路の工事現場で寂しそうにたたずむ顔見知りの小さな女の子を見つけた。豪の部屋の2軒隣りに住むその子の名前は、濱田栞(森迫永衣)。栞は、道路下にある首都高のトンネル掘削工事の現場で働く父親・濱田俊夫(佐野史郎)の仕事が終わるのを待っているという。豪は、そんな栞のことが気にかかる。

なかなか仕事の依頼が入らないオフィスに、「最初のお客さん」と言って豪が連れてきたのは、なんと栞。みどりと恒平は驚く。しかし、栞の父親への思いを聞き、またもや、バーで偶然出会った白髪の老人・白州信治郎(藤村俊二)の言葉に初心を思い出した3人は、『東京を遊ぶコンシェルジュ』というコンセプトを貫こうと決意。栞の希望のツアーを成功させようと決めた。

栞が希望しているのは、『私がサンタクロースになれるツアー』。母親は栞が生まれてすぐに亡くなったため、俊夫は、毎日栞のために必死で働いているという。今年のクリスマスイヴが土曜日で仕事が休みになるため、栞は自分がサンタクロースになって父親を喜ばせたいのだという。

クリスマス・イヴの当日、みどり、豪、恒平の3人は、俊夫と栞を訪ねて、ツアーのためのキットを手渡した。そして、栞と、突然のことに驚く俊夫に「素敵なクリスマスを!」と告げてその場を立ち去った。

やがて、みどり、豪、恒平の3人が心を込めてプロデュースした、栞と俊夫のための夢のような東京ワンダーツアーが始まって――。

 

第3話

2006年2月25日放送

新しいオフィスに引っ越して早々、みどり(白石美帆)、豪(要潤)、恒平(小泉孝太郎)の3人は、予定していたツアーが延期になったのがきっかけで、冬の軽井沢のツアーを企画することになった。みどりは、さっそく軽井沢出身の友達・滝沢雪美(山口紗弥加)に連絡を入れて情報を収集。もうすぐ結婚するという雪美は、みどりと一緒に軽井沢に行き、お勧めスポットを案内してくれることになった。

しかし、みどりはまもなく、雪美の両親が離婚しており、現在雪美が母親と2人暮らしだと知る。軽井沢に帰っても父親の住む実家には行かないという雪美の話を聞いたみどりは、雪美の心の内を知った。

一足先に軽井沢へ行ったみどりは、滝沢伸宏(西岡徳馬)という男性と知り合う。滝沢は、天然水で氷を作る仕事をしているという。滝沢に、軽井沢で知り合いを紹介してもらう約束をしたみどりは、合流した雪美と一緒に待ち合わせ場所へと向かった。ところが、この人物こそ雪美の父親ということが判明。みどりは父と娘の対立を目の当たりにし、居たたまれなくなってしまう。

翌朝、みどりは滝沢の仕事場を一人で訪ねる。東京に戻ったみどりは、豪と恒平に、ケンカしている雪美と滝沢を仲直りさせるツアーをやりたいと打ち明ける。しかし、恒平は、頼まれてもいないおせっかいは必要ないと反対。それはビジネスではないと言い切る恒平に対し、豪はみどりの肩を持ちつつもはっきり返事ができない。結局、3人はバラバラになってしまい―。

 

第4話

2006年3月26日放送

みどり(白石美帆)、豪(要潤)、恒平(小泉孝太郎)の3人は『東京ワンダーツアーズ社』の春のツアー企画の真最中。そんな中、恒平は、10年ぶりにアメリカから帰国した日本人シェフ・中村ジュン(鈴木一真)の撮影を行う。ジュンはニューヨークで一躍脚光を浴びたスターシェフ。しかし、人気を誇っていたレストランをあっさり閉じ、新たな挑戦のために東京に戻ったらしいのだ。だが、撮影の際のジュンの態度は横柄でイヤミそのもの。オフィスに戻り撮った写真をチェックしていた恒平は、撮影の際のジュンの天狗ぶりを豪に話した。

しかし豪は、みどりとジュンが仲良くカップルのように歩いているのを目撃。驚いてすぐに恒平に連絡した豪は、2人を追跡する。2人が向かった場所は都内のホテル。恒平もすぐに駆けつけたが、みどりが出てくる気配はなかった。

まもなく、豪と恒平は、みどりから2人の関係を聞きびっくり。ジュンは、モナコにある一流ホテルの支配人から出店の依頼を受け、間もなく記者発表だという。だが、みどりはジュンの心に迷いと行き詰まりがあると感じ、豪と恒平に、変わってしまったジュンが昔のような優しさを取り戻すようなツアーを考えて欲しい、と頼む。まもなく2人は、ジュンが日本の魅力を再認識するためのツアーを提案し―。

その頃、ジュンは、かつての恩師・大越(斉藤洋介)の店を訪ねるが、そこは大衆向けの洋食店で…。

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