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悪夢ちゃん

2012年10月期 土曜ドラマ
ストーリー

第1話「任夢」

2012年10月13日放送

明恵小学校5年2組の担任を務める武戸井彩未(北川景子)は、明るくて生徒思いの理想的な先生。しかし、それは表向きの顔で、実は決して他人に心を開かず生徒たちにも愛情を持っていない極めて腹黒い変人だった。

そんな彩未の二面性に薄々気づいていた養護教諭の平島琴葉(優香)は、なんとか彩未の裏の顔を暴こうとチャンスを窺っていた。

ある日、5年2組に古藤結衣子(木村真那月)という生徒が転入してくる。結衣子は彩未に向かって突然「学校に来る途中にある、甲さん家のおばあさんが燃えちゃうの…助けて」と、謎めいた言葉を口にする。本気にしない彩未だったが、まもなく甲という名の老夫婦が家に火を点けて心中するという事件が起こる。

以来、結衣子は不登校になり、彩未は結衣子の家を訪ねることに。そこで彩未を出迎えたのは、彩未が自分の夢の中で創り上げた理想の“夢王子”とそっくりな志岐貴(GACKT)だった。志岐は、結衣子の祖父で大学教授の古藤万之介(小日向文世)の助手だった。

万之助は、結衣子には悲惨な未来を予知夢として見る能力があるのだと語る。そして、次に結衣子が見た悪夢は、彩未が生徒を殺す夢だった…。

 

第2話「チー夢」

2012年10月20日放送

明恵小学校職員室に武戸井彩未(北川景子)宛に、古藤万之介(小日向文世)から突然電話が入った。古藤結衣子(木村真那月)がまた予知夢を見たという。
その内容は、“クラスメイトの神田冬馬(原田一輝)が、巨大なヘビに襲われ、その腹を切り裂く”という恐ろしい内容だった。予知夢が現実にならないように、平島琴葉(優香)と共に冬馬の周辺を探る彩未、すると冬馬の複雑な家庭環境が明るみになっていく。

そんな時、突如彩未のマンションに志岐貴(GACKT)が現れた。「あなたのことが…好きになったようだ…」志岐は突然、彩未に告白をする。

 

第3話「クリー夢」

2012年10月27日放送

古藤結衣子(木村真那月)が、また予知夢を見た。その内容は“イジメっ子が鉄棒から落下して大怪我し、保健室に運ばれると、そこにいた養護教諭、平島琴葉(優香)のお腹を突き破り少女が出てくる”という恐ろしい悪夢だった。結衣子は担任の武戸井彩未(北川景子)に助けを求めるが、彩未は「自分で解決しなさい」と結衣子を冷たく突き放した。

そんな時、5年2組の教室に、一冊のノートが置いてあった。ノートにはヘタクソな漫画が書いてあり、その内容は透明人間がイジメっ子をこらしめるというものだった。翌日、漫画に書いてある通り、隣のクラスのイジメっ子が大怪我をしてしまう。「あのノートは予言書だ!」と騒ぐ生徒達。彩未はこの事故が、結衣子が言っていた予知夢の内容と酷似していた事から、漫画は結衣子が描いたものだと疑う。漫画の内容は日々更新され、内容はどんどんエスカレート、そのすべてが現実に起こっていく。…一体漫画を書いているのは誰なのか??

 

第4話「邪夢」

2012年11月3日放送

5年2組教師、武戸井彩未(北川景子)は自分を偽るのをやめた。生徒の前でも無理に笑顔を作らず、本性をさらす様になった。他の教師たちへの対応も今までとはまるで変わり、投げやりにでもなっているかのようだった。

突然性格が変貌した彩未の素性を探るため、小泉綾乃(白本彩奈)ら女子児童数名と古藤結衣子(木村真那月)は、彩未のマンションへ向かうことにする。その夜、結衣子はまた悪夢を見た。その内容は“綾乃が舌を噛み切ると切り落とされたイチゴの様な舌が結衣子の手の平の上でピチャピチャと跳ねる。するとパソコンのモニタの中から突然夢王子(GACKT)が出てくる”という、奇妙なものだった。翌日、彩未のマンションに向かった結衣子と綾乃たち。しかし、そこにいたのは志岐貴(GACKT)ひとりだった。

彩未と志岐の関係を知った綾乃は、二人の関係を引き裂こうと企てる。

 

第5話「ホー夢」

2012年11月10日放送

武戸井彩未(北川景子)を中傷するブログを書いていたのが、自分自身だった事にショックを受ける彩未。志岐貴(GACKT)が言うには“夢遊病”のような症状だという。

そんな時、古藤結衣子(木村真那月)がまた予知夢を見た。その内容は、深い森の中で、結衣子のクラスメイト上原翔(千葉裕太)が弟の上原隆(鈴木福)に押されて、大きな穴に落下。すると隆はゾンビとなり、どこからか現れた他の大量のゾンビと共に、穴の下の翔に向かって落下してくるという恐ろしい悪夢だった。結衣子は勇気を出して翔に「穴には近づかないで」と注意を促したが、翔は特に気にする事はなかった。

そんな時、翔の家では、ある問題が起きていた。隆は深刻な目の病で、手術をしなければ目が見えなくなる可能性もあるという。しかし手術を行うには大量のお金が必要だった。

翔は隆の目を治すため、以前、隆が見つけたという山奥に埋められた大金を取りに行くことにする。電車を乗継ぎ、以前見つけた大金のある場所にたどり着いた翔と隆。しかしその近くには大きな穴が開いていて―。

 

第6話「チャイ夢」

2012年11月17日放送

武戸井彩未(北川景子)が担任を務める5年2組の生徒、佐藤未来(田爪愛里)と清水莉音(豊田留妃)2人は同じバレエ教室に通っていた。莉音の母、麻子(森尾由美)は莉音を未来に負けないバレリーナにするため、身を削って資金を捻出し莉音にバレエを習わせていた。

そんな折、また古藤結衣子(木村真那月)が予知夢を見た。内容は“ステージ上で白鳥の湖を踊る莉音に悪魔と化した麻子が鎌で切りつけると、莉音は「白鳥の未来」と「黒鳥の莉音」に分裂。そこに河童が現れ「白鳥の未来」の羽をむしり取る”という悪夢だった。
バレエ発表会の日、予知夢が気になり、会場にやってきた彩未、結衣子。沢山の客が入ったステージ上で堂々と踊る莉音。だが、しかし、突然のアクシデントが莉音を襲い…。

一方、古藤万之介(小日向文世)の研究室を去った志岐貴(GACKT)は、山里(和田正人)と共に、新たな「獏」の開発に取り組んでいた。そこに現れる平島琴葉(優香)。彼女はある人物の「夢札」を携えていて…。

そして、ある日、彩未を突如襲う、遠い昔の記憶の断片。
恐るべき真実に覚醒した彩未は…。

 

第7話「ブー夢」

2012年11月24日放送

予知夢を見ることの出来る人間がいる事をマスコミに公表し、世間の注目を集めた志岐貴(GACKT)。志岐は、古藤結衣子(木村真那月)の存在を世間に公表されたくなければ、結衣子を自分の研究室に連れてくるようにと彩未(北川景子)を脅した。

自分の忌まわしき過去の影に怯える彩未は、その事実を悟られまいと、結衣子や万之介(小日向文世)から距離を置こうとする。

一方、要求に応じない彩未に痺れを切らした志岐は、助手の山里峰樹(和田正人)を使い、下校中の結衣子を強引にさらってしまう。
志岐の巧みな誘導で、結衣子は自分の存在が彩未を苦しめているものと思い込んでしまう。志岐に言われるがまま、刑事の春山元司(田中哲司)が連れてきた“殺人事件の重要参考人”の予知夢を見る結衣子。その内容は恐ろしいものだった。

夢の力で事件を解決しようと試みる志岐を見て、結衣子はある決心をする。
そして、更なる記憶が甦った彩未も、ある大きな決断を…。

 

第8話「マイ夢」

2012年12月1日放送

武戸井彩未(北川景子)のクラスの生徒、樋口杏奈(春名風花)は父親の暴力に悩んでいた。杏奈の父親は眠っている間、勝手に体が動き、奇妙な動きを繰り返す。そして杏奈に暴力を振るうという。父親は暴れている時の記憶は無いらしい。
杏奈の顔に刻まれたアザに気づいた琴葉(優香)は、杏奈と母の紀子(雛形あきこ)を連れて古藤結衣子(木村真那月)のいる志岐貴(GACKT)の研究所に向かう。

5年2組の教室では、ネットに流出した“予知夢を見ている人間”の写真が話題になっていた。そこにはモザイクで顔を隠された結衣子が写っていた。

過去に友達の母親を殺してしまったという記憶を思い出した彩未は、教師を辞める事を決意する。古藤万之介(小日向文世)にその事を打ち明けると、万之介は、本人も知らない彩未の過去をゆっくりと語りはじめる。それは信じられない内容だった―。

 

第9話「皆夢」

2012年12月8日放送

武戸井彩未(北川景子)が担任するクラスで図工の時間に「自分の一番遠い記憶」という課題で全員が絵を描いた。近藤七海(大友花恋)と月本奈央(土岐瑞葵)は貼りだされた1枚の絵を見て恐怖を覚えた。それは古藤結衣子(木村真那月)の描いた“天使の羽がついた白いブランコ”の絵だった。

七海と奈央は“天使の羽がついた白いブランコ”のロゴを掲げる団体が行なっている雑誌の撮影会に何度か参加し、読者モデルにならないかと誘われていた。しかし、よくよく調べてみると、その団体に関わった子供たちは次々に姿を消していた…。

“天使の羽が付いた白いブランコ”について結衣子達から相談を受けた彩未。
彩未もそのブランコに見覚えがあった。自分が育った児童養護施設でブランコを見た事を思い出した彩未は、すぐに児童養護施設に向かった。そこで会ったシスターマリカ(藤村志保)から彩未は自らに関する、驚愕の事実を知ることになる。

一方そのころ、結衣子は予知夢を見た。その内容は、塾帰りの奈央が海から上がってきたアザラシにさらわれるという内容だった…

 

第10話「タイ夢」

2012年12月15日放送

生徒達が次々と失踪し、明恵小学校にマスコミが押し寄せてきた。
武戸井彩未(北川景子)は警察署に行き、春山(田中哲司)に、犯人は志岐貴(GACKT)だと訴えるが、春山は取り合おうとしない。

自分が育った児童養護施設「夢見る羊の家」にやって来た彩未はシスターマリカ(藤村志保)に養子を斡旋する闇の組織の存在の事を尋ねる。しかしマリカは施設の子供達が事件に巻き込まれるのを案じ、彩未を追い返した。

闇の組織から古藤結衣子(木村真那月)を守るため、琴葉(優香)は結衣子を連れて古藤万之介(小日向文世)の研究所に向かった。
彩未は消えた子供たちの行方を探る為、保健室で眠る。夢の中で夢獣の力を借り、消えた彩未のクラスの児童、近藤七海(大友花恋)の無意識と繋がった彩未はそこで七海がアザラシに連れて行かれるという悪夢を見る。

そして同時刻、結衣子も予知夢を見る、その内容は彩未と志岐貴に関する絶望的な内容だった…。

 

最終話「ドリー夢」

2012年12月22日放送

武戸井彩未(北川景子)が志岐貴(GACKT)を殺してしまったと思い込んだ古藤結衣子(木村真那月)はショックで意識を失い、昏睡状態に陥ってしまう。結衣子が目を覚まさない原因は医者にも不明。古藤万之介(小日向文世)が言うには「意識の世界を捨て無意識の世界に行ってしまった」という。このまま眠り続けると現実にいる結衣子の身体は滅びてしまう…しかし、そんな状態でも結衣子は予知夢を見ていた。その夢札を見る彩未。

シスターマリカ(藤村志保)に会うために児童養護施設にやって来た彩未。そこで彩未は人身売買を行なっていた闇の組織の全貌と自らの過去を知る事になる。

病院のベッドでは、未だに結衣子は眠り続けたままだった。しかし5年2組の生徒は、口々に「結衣子を見た」と言う、公園や、駅や、美容室で…結衣子は友達の前に現れ、すぐに姿を消した。

このまま夢の世界に行かせるわけにはいかない…彩未は結衣子の無意識にアクセスすることを試みる。

彩未の過去、夢獣の正体、結衣子の父親…全ての謎が、今、明らかになる。

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