尾野真千子、自主制作映画で沖縄に家を建てた理由
5月20日(木)放送の『アナザースカイ』では、先週に引き続き女優・尾野真千子の沖縄の旅に密着。
今帰仁村との縁
今回、足を運んだのは今帰仁村。尾野が2015年に女優活動20周年の自主制作映画を企画した際に、「家を建てたいって私が言っちゃって、『家を建てられる所ないかな?』」と探していたなか、今帰仁村にリフォームさせてもらえる家が見つかったそう。
土地探しは最初から順調だったわけではなく、「南から北に向かって高速を乗らず、下道でどんどん上がって」、「1年かけてロケハンして一番北部まで行った」が、なかなか良い場所が見つからなかったという。
そんななか、今帰仁村を通った際に「ここ私見たことある」という感覚に陥り、思い返してみると2010年のドラマで訪れていたことが発覚。
「すごい縁をだんだん感じ始めて、今に至る」「“今帰仁”って、今帰える仁って書くじゃないですか。必然と帰ってくることになってたのかなみたいな。その字ともリンクすると言うか」と今帰仁村を選んだ経緯を語った。
家づくりと芝居の関係
自主制作映画の撮影が終了したのは2020年。そもそも、映画の制作になぜ家を建てる必要があったのか?
尾野いわく、「家を建てるということと知るということって、芝居をするにあたってすごく重要なことだというのに行き着いた」そう。
というのも、「私たちはその場所に行ってお仕事をさせてもらうじゃないですか。でも、ここ(その場所)の有り難みってほとんど知らないまま、次のところに行ってしまう」「撮影で来ると、どこって覚えてない」ということに引っかかりを感じたという。
「こういう家があることは当たり前のように思っていて、そこに私たちは当たり前のように入ってる」という現状を改めて見直したことが、家を建てるという発想に至ったきっかけだった。
「演じることなんて簡単じゃないですか。なんだってできるんだから。だけど、そこから先どう変わるか?」と尾野。
家づくりを通じて、「この土地を知ったり、こうやって何かを作った物を感じることで、気持ちがどんどん変わってきて、想いがあったらあるだけ深い涙・笑いになってくる」「だんだん、自分の“芝居という家”が見えてくるような感覚」を得られたという。
「伝えるという仕事だから、より深くならないと伝わらないから。そういうことに気づけたというか、ちょっとした意識が変わったのかな」「自分の仕事に対して深くなりました」と5年の月日を振り返った。
旅に化粧品は不要?
またスタジオでは、尾野の旅の7つ道具を紹介した。
尾野が取り出したのは、黒い大きめのリュック。尾野いわく、「3泊くらい」の荷物は入るそう。中に入っていたのは、ティッシュ、マスクケース、畳める歯ブラシセット、爪楊枝、薬、メガネ拭き、ワイヤレスイヤフォン、消せるボールペンなど実用的なものばかり。
「化粧品は?」という今田耕司の質問には、「化粧品ほど、この旅行に無駄なものはない」とキッパリ。プライベートで沖縄へ行く時もスッピンでいることが多いという。
「着替えとかいらないじゃないですか」「極力無駄の無い使い方をして、これ一個で済むように」と語り、尾野の人間性が垣間見えた。
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