いま、巨人の正二塁手争いが熱い!開幕ポジション争いの大本命は・・・
今季の巨人での注目は、なんといっても二塁手のレギュラー争い!ここ数年、さまざまな選手がレギュラーの座を争う状況が続いていたのですが、今年は2年前のドラフト1位・吉川尚輝が、そのレースの大本命となっているんです。
吉川は中京高校時代に甲子園出場することはなかったんですが、走攻守三拍子そろった好選手として注目!
中京学院大では2、4年の春リーグ首位打者を獲得。ルーキーイヤーの昨季は1軍での出場は5試合と、彼の実力からすると、少し物足りないもの。しかし、開幕直前の現在、オープン戦ではチーム上位の打撃成績を残すほか、50メートル走5秒7の高い身体能力を生かした守備で開幕スタメンへの道を着々と進んでいるんです。去年Bクラスに終わったチームにとって、まさに明るい話題。
そして、そんな吉川が狙う巨人の二塁手といえば・・・。
記憶に残る選手は少なくないのですが、実績を積み重ねた名選手といえば、あの2人では?
巨人で守備の名手におくられるゴールデングラブ賞の二塁手部門を獲得した選手は、過去4人。
初受賞は76年ジョンソン、78年に名人・土井正三。さらに代表的な2人は81年から2年連続、84、86年の合計4度受賞した篠塚和典、99年から4年連続で輝いた仁志敏久。
そのプレーを思い出すに、篠塚は華麗なゲッツーで日本中を酔わせ、仁志は打球を予測するポジショニングに長けていました。そんな2人に共通する点はバッティングでも素晴らしい成績を残したこと。
ゴールデングラブ賞を獲得したシーズンには、篠塚は84年に自身初タイトルとなる首位打者を獲得。仁志はゴールデングラブ賞を獲得した4年間は2桁盗塁を続け、99、00年はともに打率.298をマークしました。
篠塚の入団当時は土井正三がレギュラーを張り、仁志はコーチとなった土井から指導を受けた。吉川を指導するのは、中日―巨人で守備の名手として知られた井端弘和コーチ。
今年の開幕戦30日まで、残るオープン戦もあとわずか。二塁手のレギュラー争いを制するのはいったい!?
その答えは、3月30日の巨人対阪神、伝統の一戦で明かされます。東京ドームのオーロラビジョンで吉川の名を見ることになるのか、今シーズンは目が離せません!!