第1話
「傾きかけた名門エステサロン『レスポワール』。希望というその店名とは裏腹に、ビューティーアテンダントは2組に分かれて反目、技術や接客態度の質の低下は目に余るばかり。そんな店に、飯島翔子(桃井かおり)という女がビューティー・コンシェルジェとして送り込まれてきた。“美の管理人”というその名の通り、翔子は技術力の低下、たるみ切ったスタッフの精神などを変えるため、次々と改革を断行する。
「コンプレックスのある女は美しくなれる」
と高らかに宣言する翔子だが、その行く手にはさまざまな壁が──。
創業30年の名門エステサロン『レスポワール』は、最近の不況の影響をまともに受けて業績が低迷。経営権が大手の化粧品メーカーに移ったものの、店はクローズか否かのギリギリの段階になっていた。創業者の一人息子でフロアマネージャーになっている小金井薫(藤井隆)は、6人いるビューティーアテンダントの尻を叩くが、ヤル気が失せた彼女らは2つに分裂していがみ合うばかり。美貌がウリで上客を相手にする“一軍”サクラ(神田うの)、菜月(伊東美咲)、麗子(植松真実)と、一般客を担当する“二軍”都子(中澤裕子)、君枝(加藤貴子)、涼子(高田聖子)との対立はおさまりそうになかった。
そんなある日、親会社の社長・岡野(松本幸四郎)の命をうけた一人の女が店に乗り込んできた。女の名は飯島翔子。レスポワールの業績低迷を役員会で追及された岡野は、最後の切り札として、パリで見つけた翔子を店のビューティー・コンシェルジェに据えたのだ。3ヵ月以内に店の売り上げが上がらなければ店を潰す、と宣言する岡野。だが、困惑する小金井らに対し、翔子は笑顔で店の再生を約束した──。
翔子のヤリ玉に最初に上がったのは、なんと、その時、エステの無料体験サービスを受けていたあかり(上原多香子)というイモ娘だった。婚約者に会うため地方から上京し、なんとなくサッパリしたい、と店にやってきたあかり。翔子はこの話を聞き、あかりにはキレイになる資格がないと追い返したのだ。
小金井と雇われ店長の田辺(高橋克実)はこれには猛抗議。だが、翔子はその理由を明かさず、さらに経費削減などの改革案を次々と打ち出す。翔子のやり方が気に入らないサクラらの一軍3人はあっさり店を辞めてしまった。
サクラらが向かった先は、『レスポワール』のライバル店で最近売り出し中の『ファースト・ビューティー』。ここの社長・西条(石橋蓮司)が以前した引き抜き発言をサクラらは覚えていたのだ。だが、店のNo.1アテンダントの美鈴(梅宮アンナ)は、イヤミたっぷりでサクラらを追い返してしまった。
まもなく、翔子と再び働きたいサクラらが言い争う『レスポワール』の受付に、あのイモ娘のあかりがやってきた。婚約者を他の美しい女に盗られたらしいあかりは、キレイになって見返してやりたいというのだ。
話を聞いた翔子は、スンナリあかりを客として迎え入れ、一軍と二軍がそれぞれの技術を生かし、美しい女に変身させるよう命じた。“コンプレックスこそ人を美しくする原動力”と言い切る翔子は、あかりの中に美の可能性が生まれたと感じたのだ。
サクラらは、あかりの婚約者を盗った女が美鈴だと知ったこともあり、持てる力の全てを発揮して──。
第2話
翔子(桃井かおり)が小金井(藤井隆)に、アテンダントを1名リストラするよう指示。投票の結果、全員一致でサクラ(神田うの)のリストラが決まった。ところが、サクラが保育園児の子供がいる未婚の母と判明。小金井らは困惑する。そんな中、店に、柏木初恵という50がらみの冴えないオバサンが、娘に連れられてやってきた。未婚の母の初恵は、自分たちを捨てた男に美しい姿で再会し、見返してやりたいと思っていたのだが──。
小金井が翔子の命令で、6人いるビューティーアテンダントのうちの誰か1人を1週間以内にリストラすることになった。ただでさえ気が弱い小金井は、それぞれのことを考え、なかなか“誰”と決めることができない。
そんな中、店に、美由紀という娘に連れられた50がらみの冴えないオバサン・柏木初恵がやってきた。気乗りしない、という感じの初恵に対し、「母を1週間で上品なシロガネーゼ風に変身させてほしい」という美由紀は必死。翔子はサクラに初恵の担当をするよう指示。嫌がるサクラは渋々初恵の施術を始めた。
ところが、娘を女手一つで育てたと自慢げに話す初恵は、とっくの昔に“女”をあきらめたらしく、美しくなりたいという意欲が全くない。これを知ったサクラは早々と菜月(伊東美咲)と麗子(植松真実)にバトンタッチし、早退してしまった。
まもなく、小金井の落としたメモからリストラの一件がバれ、すったもんだの揚げ句、全員でリストラ指名投票をすることに決定。その結果、全員から指名されたサクラのリストラが決まってしまった。
ところが、そのサクラが、保育園に通う子供がいる未婚の母と判明。話を聞いた小金井は、直ちに翔子にリストラの撤回を申し出た。だが、翔子は、小金井自身が決めたことと、首をタテに振らない。
一方、初恵に対する施術は、長年の“放置”がたたり、余り表だった効果が現れなかった。これが限界という初恵は、あきらめ顔で変身しようとした理由を明かした。
20数年前、外務省のエリートと付き合っていた初恵は、妊娠を知り、結婚の話を切り出した。だが、相手の男は、外交官の妻は容姿端麗ではないと務まらないと、別の女と結婚していた。男とその家族が20年ぶりに帰国し、園遊会を開くと知った美由紀は、美しい初恵を連れて乗り込もうと計画していたのだ。
この話を陰で聞いていたサクラは、自分も未婚の母であることを明かして初恵を激励。翔子も、全員で初恵を美しくするよう命じて──。
第3話
『レスポワール』がインターネットのサイトやビラなどで中傷される騒ぎが発生。調査の結果、来店して都子(中澤裕子)との間でトラブルを起こした光子というブス女が“犯人”と分かった。翔子(桃井かおり)は、自分も顔に自信がないと思っている都子をトラブルの解決に当たらせるが──。
果たして、翔子は光子の心とその容姿をどのように変えるのか?全ての“自分がブスだと思っている”女性に贈るビューティーアドバイスが満載!!
『レスポワール』を中傷するビラが店の周辺に貼られ、さらにインターネットのエステ系サイトにも中傷の書き込みが載った。店にはすぐに予約キャンセルの連絡が殺到し、小金井(藤井隆)らはその対応に大わらわ。まもなく、消費者センターの調査員も店に現れる騒ぎになった。
小金井は、最近、怒って帰った杏子(楊原京子)、麻美、光子という3人のお客のうちの誰かがこのイヤガラセの犯人とみて調査。再び来店した杏子、モデルの麻美の“無実”が判明したことから、「広末になりたい」と店にやってきたブス女・光子が犯人との可能性が高くなった。
翔子は、光子に“広末になるのは無理”といって揉めた都子が1人で謝罪に行くよう指示。やがて、都子は光子の部屋を訪ねた。
部屋の中でビラの書き損じなどみつけた都子は、光子が店を中傷した犯人と確信し、謝るどころか逆に追及。やがて、光子が、恋人募集のサイトで知り合った男に、自分が広末似だと嘘をついていたことが分かった。
光子の告白に、自分も顔にあまり自信のない都子は、経験をふまえてアドバイスする。実はフラれ癖のある都子は、尽くし抜くことで今付き合っているカレシの心をかろうじて繋ぎとめていたのだ。
だが、しばらくして店の前に現れた光子は、なんとメガホンを使って再び激しい中傷を始めた。どうやら、光子は、都子のアドバイスに従ってメル友男に会ったものの、アッサリフラれたようなのだ。都子は、前夜、いつものようにカレシに逃げられていたこともあり、光子に掴みかかる。そして、自分に言い聞かせるように、たとえブスでも誠心誠意尽くせば、必ず相手に気持ちが通じると光子を諭した。
だが、そこに現れた翔子は、2人に向かって思わぬ事を告げた。自分を愛せない人間が人を愛せるわけがない。誰かに媚びるのではなく、自分の個性を堂々と生きろ──。
翔子の励ましに勇気づけられた光子は、愛らしくキュートな女性に変身して──。
第4話
サクラ(神田うの)らに、エステティシャンのナンバー1を決めるミスコンの話が伝わった。テレビでも放送されるこのコンテストに出場できるのは、各お店から1名。ファーストビューティーの代表が美鈴(梅宮アンナ)だと知ったサクラら一軍の3人は、ガ然目の色を変え始めた。ところが、翔子(桃井かおり)が選んだのは、外見的な魅力がゼロでかつネガティブな性格の二軍・君枝(加藤貴子)――。
果たして、翔子が君枝を選んだ意図とは、そして、コンテストの結果は?!
レスポワールの売上げが低迷。小金井(藤井隆)、サクラらが危機感を募らせる中、エステティシャンのナンバー1をきめるミス・ビューティサロン・コンテスト開催の話が伝わった。サクラ、菜月(伊東美咲)、麗子(植松真実)の一軍の3人は、折りから、君枝の紹介で医者との合コンが控えていたため全く関心を示さない。だが、このミスコンの後援が大手化粧品会社で、優勝賞金100万円、テレビ出演、雑誌でのPRなどさまざまな“特典”があると知った一軍の3人は、ガ然目の色を変え始めた。
コンテストに参加できるのは、1店から1名。レスポワールのライバル・ファーストビューティーでは、すでに美鈴の出場が決まっているらしい。一軍の3人が店代表をめぐり仲たがいするのを見た翔子は、一軍二軍の全員参加でプレテストをするよう指示。やがて、第三者の審査で行われたプレコンテストでは、サクラと菜月がトップになった。
ところが、翔子がコンテスト参加者として選んだのは審査で最下位の君枝。翔子は、外見的魅力ゼロで、ネガティブな性格の君枝を全員で美しく変身させろというのだ。だが、この話を聞いた君枝は翌日無断欠勤。田辺(高橋克実)、あかり(上原多香子)、そして、翔子らが迎えに行ったことから、君枝の隠された心の傷が明らかになった。
高校の時、君枝は好きになった男の子に勇気を振りしぼって告白し、デートの約束を取りつけた。だが、精一杯のオシャレをして行った君枝を待っていたのは、デート相手とその仲間たちのあざけりの声。ショックを受けた君枝は、それ以来、男を好きになる勇気、オシャレをする勇気をなくしていたのだ。
君枝が生きる支えにしている幸福の壺を叩き割った翔子は、自分の運命は自分で切り開くべきだと激励。サクラらは全員で、君枝の“改造”に取り掛かった――。
第5話
小金井(藤井隆)が新しいダイエット広告を出したことから、店に太目のお客が殺到した。お見合い100戦100敗の花子(中島陽子)もその1人。だが、少しヤセてもすぐにリバウンドしてしまう花子に、翔子(桃井かおり)は、ダイエットする資格がない、と告げる。そんな中、サクラ(神田うの)が以前“デブ女”だったことが、西条(石橋蓮司)、美鈴(梅宮アンナ)らに暴露されて──
果たして、ダイエットをする心構えとは? プライドを傷つけられ店に来なくなったサクラは?!
素肌をさらす夏はエステサロンにとっても勝負の季節──ということで、小金井がダイエット広告を打った。“ヤセた分だけお客にお金を払ってもらう”という画期的なアイデアを考え出した小金井は鼻高々。まもなく、店にはさまざまな太目のお客がやってきて、文字通り押すな押すなの状態になった。
お見合い100戦100敗の花子をはじめ太目のお客たちは、最新の機器を体験して嬉しそうな表情。小金井らはこの企画が当たったと思った。
そんな中、お客へのアンケートでサクラの接客態度が最悪と分かり、翔子によってアシスタントに降格された。洗濯など雑用をやるはめになったサクラは不満たらたら。田辺(高橋克実)からこの話を聞いた西条は、今こそレスポワールを潰すチャンスと見て、動き出した。
まもなく、レスポワールの受付にやってきた美鈴はサクラの高校時代の写真を公開した。実はあれ程デブを毛嫌いしていたサクラは、以前かなり太っていたのだ。美鈴は、サクラが付き合い始めたカレシ・佐伯(宇梶剛士)にもこの写真を配ったらしく、プライドを傷つけられたサクラはパッタリ店に来なくなった。
一方、店のダイエット企画はなかなか成功しなかった。店ではお客に様々な食事のアドバイをするのだが、一歩店の外に出たお客は空腹に耐えきれずつい食べてしまうのだ。花子は懸命に頑張り5キロ程減らしたものの、リバウンドして体重計の針は逆にプラス。
これを知った翔子は、花子がエステに来る前、ピザの隠れ食いをしたことを指摘した上で、ダイエットは強い意志と精神力がなければ決して成功しないと告げた。翔子にダイエットする資格がないと言われた花子は大ショック。
そして、その頃、仕事と恋の緊張の糸が切れたサクラも昔と同じようにヤケ食いを始めて―─。
第6話
翔子(桃井かおり)が雑誌誌上で行われるエステサロン対抗のダイエットコンテストへの出場を決定。サクラ(神田うの)の他、3人の“デブ”がモデルに選ばれた。サクラらは懸命にダイエットに励むが、西条(石橋蓮司)の妨害もあって目標とするラインまで体重を落とすことができない。優勝の可能性がなくなったと知った翔子は、サクラら4人に、なんと42.195キロのマラソンコースを完走するよう命じた。
果たして、翔子の真意とは、そして、サクラらのコンテストでの成績は──。
サクラが“ダイナマイトデブ”になった、との情報はすぐに『レスポワール』に伝わった。あかり(上原多香子)は、そのサクラに福蔵(松川真之介)を預けられたこともあり途方にくれる。
そんな中、翔子が雑誌の誌上で行われるエステサロン対抗のスリムコンテストに出場すると言い出した。このコンテストは、期間を決めて『使用前』と『使用後』の写真を雑誌上に載せ、読者の投票で順位を決めるというもの。優勝するとサロンとモデルにそれぞれ100万円の賞金が授与されるが、失敗するとサロンの閉鎖に追い込まれる危険もあるのだ。
さっそくモデル選びをした小金井(藤井隆)らは、100回を超えるお見合いに失敗している花子(中島陽子)、就職試験に落ちた風子(伊藤雅子)、夫が愛人の元に走った咲子(須永千重)の3人を選定。すぐに翔子の指示で、3人のダイエット合宿が始まった。
合宿には、あかりの説得で大食いコンテスト出場を棄権したサクラも加わり、熱気がいっぱい。サクラは、かつて成功させた自分流の作戦でダイエットに挑んだ。
だが、そんなサクラを、西条の密命を受けた田辺(高橋克実)がさまざまな方法で妨害する。様子を見にきた美鈴(梅宮アンナ)は、『FIRST BEAUTY』のモデルがすでに10キロもヤセたと明かした。
やがて、ダイエットの成果を記録する『使用後』の撮影の前日、懸命に頑張った4人の減量が目標に達していないと判明。『レスポワール』の優勝の可能性はほとんどなくなってしまった。
これを知った翔子は、なんと4人に42.195キロのマラソンコースを完走するよう命令。話を聞いたスタッフらは一斉に翔子に冷たい視線を向けた。
だが、翔子の真意は別の所にあった。ダイエットは自分との戦い。たとえコンテストで負けても、マラソンコースを走り抜くことができれば4人は自分に勝てる、必ずダイエットも成功する、と言うのだ。翔子の意図を知ったサクラらは、みんなの応援を受け、死に物狂いで走る。そして、ついに完走を果たした。
やがて掲載された成績発表で、『レスポワール』は予想通り入賞を逸するが──。
第7話
店で幽霊騒ぎが起きる中、顔を包帯で巻いた田崎睦美(梨花)という女がやってきた。これまで19回も美容整形をしたが全て失敗という睦美は、エステとメイクでなんとかきれいにして欲しいと頼み込む。この話を聞いた翔子(桃井かおり)は、美しくする価値がない、とあっさり睦美を追い返した。だが、顔の美しさこそ女の命、と信じて疑わない菜月(伊東美咲)は、こっそり睦美にお見合いメイクをしてあげるが――。
全ての美しくなりたい女性に、その理由を問う今回は、美肌になるためのハウツーを紹介!!
『レスポワール』の店内で、窓が振動するなどの怪奇現象が起き、スタッフたちが幽霊のせいかもしれない、と怖がり始めた。まもなく、天井から血が滴り落ちたり、水道の蛇口から黒い水が出たりと怪奇現象はエスカレート。マスコミの取材陣が押しかけたが、客足は逆に落ち込み始めた。
小金井(藤井隆)は、翔子に原因を究明するよう迫られるが、どう対処していいか分からない。実は、西条(石橋蓮司)の命を受けた田辺(高橋克実)がこっそり“怪奇現象”を仕掛けていたのだ。
そんな中、あかり(上原多香子)が店内で美容外科の会員カードを拾ったことから、顔中を包帯で巻いた田崎睦美という女が客としてやってきた。これまで19回の美容整形に失敗したという睦美は、エステとメイクの力でなんとかきれいにして欲しいという。来月に迫った30歳の誕生日までに結婚したいという睦美は必死だった。
包帯を外した睦美が思った以上に美人だと知ったサクラ(神田うの)は、19回も整形を繰り返すことは異常だと告げる。スタッフの中で唯一“顔の美しさ命”の菜月は睦美を助けようとした。菜月はプライベートでも彼氏の心をつなぎとめるため、懸命にきれいになろうと心掛けていたのだ。だが、そこに顔を見せた翔子は、「美しくする価値がない」とあっさり睦美を追い返してしまった。
ところが、数日後、睦美が恥をかかされた、と店に怒鳴り込んできた。話によると、街中で菜月と出会い、好意でメイクをしてもらった睦美は、そのままお見合いに行って断られたらしいのだ。折りしも、彼氏にフラれ、ボロボロの状態で出勤してきた菜月は、二重のショックで言葉もない。
だが、そこに現れた翔子は、睦美が『醜形症候群』だと断言、なんのために美しくなりたいのか、をもう一度考えるよう告げた。そして、心と身体と環境の三つの要素を元に肌を手入れするようアドバイスして――。
第8話
男性エステを始めた『レスポワール』に、お水風の女・深田美奈子(榎本加奈子)に連れられた飛田高夫(モト冬樹)という中年男がやってきた。10日後に結婚するという美奈子は、飛田を式までにカッコよくして欲しいという。飛田が高校時代の同級生だと知った涼子(高田聖子)は、一生懸命フェイシャルスキンケアをする。ところが、サクラ(神田うの)らが若い男と一緒にいる美奈子を目撃。飛田が美奈子に騙されている疑いがでてきた――。
男性エステの基本、スキンケアのハウツーを解説する今回は、女性に気に入られるファッション選びも紹介。
店にオカマの客がやってきたのがきっかけで、翔子(桃井かおり)が男性用エステも始めると宣言。多少の抵抗があったが、小金井(藤井隆)はサクラ、菜月(伊東美咲)らスタッフの説得に成功した。
だが、これを知った西条(石橋蓮司)はさっそく妨害を画策。男性エステがスタートした当日、サクラたちは、いかにもモテなそうな質の悪い客を担当するはめになった。
そんな中、店に、お水風の女・深田美奈子に連れられた飛田高夫という中年男がやってきた。10日後の結婚式までにカッコよくして欲しい、と美奈子がいう飛田は頭も薄いサエないサラリーマン。だが、偶然にも涼子と飛田が高校の同級生だったことから、2人の馴れ初めが明らかになった。
美奈子は銀座のクラブのナンバー1ホステス。その美奈子に一目惚れした飛田は、雨の日も風の日も毎日、3年間、店の前で「お疲れ様!」と声を掛けた。ブランド品などをねだられること、おごらされることもしょっちゅう。そんなある日、ダメ元で飛田がプロポーズした所、美奈子はアッサリOKしたのだという。
これを知った涼子は、なんとしても飛田に幸せになって欲しいと懸命にフェイシャルスキンケア。飛田は美奈子に言われるままに金髪に染め、その思いに応えようとした。
ところが、式の前日、店にやってきた美奈子は飛田に結婚のキャンセルを通告。折りしも、サクラと麗子(植松真実)が、若い男と仲良く車に乗っている美奈子を目撃したことから、飛田が単にからかわれただけとの意見が強くなった。
ガックリ肩を落す飛田を見た涼子は、怒り心頭で美奈子を訪ね、頬を張って、そのやり方をたしなめた。
すると美奈子は涼子に思わぬ胸の内を告白して――。
果たして、飛田は美奈子と結婚できるのか?それとも…。
第9話
テレビを通じて人気が出たあかり(上原多香子)に対するサクラ(神田うの)ら女性スタッフのイジメが始まった。翔子(桃井かおり)があかりに肩入れしたことから、態度を硬化させたサクラらはストライキに突入。全てが自分の責任だと思ったあかりは、『FIRST BEAUTY』に移籍してしまった。そんな中、あかりは、仕事で信頼を得た有名女優・八木千夏(川島なお美)がプライベートで悩んでいると知って――。
今回は、足のむくみをすばやく取るマッサージ法、真夏の強い紫外線でダメージを受けたお肌をケアするハウツーなどを紹介。
あかりが、来店した有名女優・八木千夏のネイルをたまたま担当。そのセンスを気に入った千夏がテレビで話したことから、あかりに予約が殺到した。これに嫉妬した同じネイル担当の麗子(植松真実)は、他のスタッフたちにあかりの悪口を言いふらす。その結果、あかりはサクラら女性スタッフ全員にイジメられ始めた。
まもなく、足がむくんだという千夏が再び来店。サクラらが我がままな千夏の担当を拒否したことで、あかりが応急エステをするはめになった。それまでトータルビューティーの勉強をコツコツしてきたあかりの施術は、翔子のサポートもあってパーフェクト。
これを知ったサクラらは、翔子がエコ贔屓をしていると、『不当差別反対』のストライキに突入。全て自分の責任だと思い込んだあかりは、美鈴(梅宮アンナ)の勧めに従って、ライバルの『FIRST BEAUTY』に移ってしまった。
ところが、『FIRST BEAUTY』は金儲け主義で、お客の美を第一に考える『エスポワール』とは正反対。あかりは、せっかく移籍したものの考え込んでしまった。
そんな折、あかりは店内でバッタリ千夏に出会った。千夏は、自分が好意を寄せている男性との関係をマスコミに嗅ぎつけられ、逃げ回っている最中。これを知ったあかりは、移籍が失敗だったと反省していたこともあり、千夏に「人がどう思おうと、自分が信じるようにやって下さい」と告げる。千夏はまもなくあかりに“相手の気持ちを確かめに行く”とのメモを残して失踪してしまった。
2日後、『レスポワール』に姿を見せた千夏は、女優として最悪の状態だった。男にフラれ、1日中真夏の浜辺を歩いた千夏の肌は真っ赤に腫れ上がっている。『FIRST BEAUTY』を辞めたあかりを捜しているという千夏は、なんとか元通りにしてもらおうと必死だった。
そこに「もう一度働かせて下さい」と姿を見せたあかりは、翔子、サクラらが見守る中、千夏のお肌のケアを始めて――。
第10話
『レスポワール』の『ファーストビューティ』への売却が決定。岡野(松本幸四郎)に頼み込んで1週間の猶予期間をもらった小金井(藤井隆)は、売却金5億円を肩代わりできる新オーナー捜しを始めた。そんな折、田浦せつ(梓みちよ)という女が現れたことから、『レスポワール』の秘密が、明らかになって――。
果たして、姿を消した“飯島翔子”(桃井かおり)の正体とは? 伝説のエステティシャン・飯島翔子と“翔子”との関係は? そして、『レスポワール』の運命は!?
翔子が雲隠れして程なく、小金井は岡野に、『レスポワール』の『ファーストビューティ』への売却が決まった、と告げられた。まだ、約束の期限内だと抗議する小金井に、岡野は1週間の猶予期間を与える、という。売却金額は5億円。『レスポワール』を守るためには、1週間以内にこの5億円を肩代わりできる新しいオーナーを捜す必要があるのだ。西条(石橋蓮司)が『レスポワール』をパチンコ屋にすると知った小金井は必死になった。
そんな中、店に田浦せつという50がらみの女が現れ、翔子に会いたいと告げた。新しいオーナーになってもいいというせつは、手付け金の札束を出す。小金井は、直ちにせつも知っているという岡野に相談。その結果、資産家の夫から莫大な遺産を受け継いだせつなら、十分オーナーになる資格があるとの結論に達した。
ところが、VIPルームに陣取ったせつは、なぜか35年間も翔子を恨み続けてきたと、建物の全面改装を指示。さらにスタッフたちにつらく当たり始めた。
だが、せつの話を聞いた小金井は、何か妙な内容のズレを感じた。雑誌記者・竹宮杏子(楊原京子)の話によると、飯島翔子なる人物は、50年前、単身パリに渡り、エステ技術を日本に持ち帰った伝説のエステティシャン。せつは姿を消した翔子をこのカリスマと思い込んでいるらしいのだ。
まもなく、ワガママ放題のせつが火事騒ぎを起こしたのがきっかけで、ようやく翔子との関わりが明らかになった。せつは35年前、小金井の母・すみれ(草村礼子)と『レスポワール』を立ち上げた創業者の1人。だが、途中からパリ帰りの翔子が経営に参加したことから、せつは店から弾き出された。翔子への復讐を心に決めたせつは、その後、パリで資産家と結婚していたのだ。
この話を聞いた小金井は、『レスポワール』がつぶれるのを覚悟で、せつに帰るよう告げて――。
最終話
レスポワール売却の期日が迫る中、小金井は岡野が出したレスポワール存続の条件、エステティシャン・オブ・ザ・イヤーでの優勝を目指す。
ところが、給料を持ち逃げした翔子にあいそをつかしたサクラを始め1軍2軍のアテンダント達はレスポワールを去り、それぞれ別の就職先を見つけ、レスポワールは存続不可能の大ピンチに。
そんな中、これまでの自分の生き方を見つめ直した小金井は、一念発起。
母親のためでなく、自分のための生き方を選択。一人でも多くの女性を美しくしたいと店に残ったあかりと二人だけで、大会出場を決意する。そんな小金井を翔子はただ見守るだけ。それを知ったサクラ達、元レスポワールの面々は…? そして、小金井とあかりは、見事優勝できるのか…?