ぶらり途中下車の旅

木下さんは2007年にどんぐりのでんぷんこと、どんぐりスターチ作りを始めました。
100パーセントどんぐりからなる、どんぐり料理作りに情熱を傾けています。
元々、縄文時代の文化が好きなこともあり、多くの遺跡や資料館に行き、当時の文化を独自に研究。
当時食べられていたであろう仮説に基づき、それを参考にどんぐりスターチ作りをしています。
どんぐりにも、いいどんぐりと悪いどんぐりがあり、水をはった入れ物にどんぐりを入れ、沈んだものが虫食いがなく身も詰まったいいどんぐりです（沈んだものの中にも質の悪いものがあるので、割って判断します）。
どんぐりスターチさえあれば、いろいろな料理に応用可能。水を加えて熱し、消化酵素を加えれば、砂糖などは一切使用せず、どんぐりだけで甘い蜜をつくることもできます。
また、どんぐり料理の開発はもちろん、その過程で生まれた搾りかすや、皮を使った、どんぐりによるキノコ栽培や、どんぐりの染め物「ぐり染め」といった、どんぐりの広い活用方法も生み出しています。