そこへ、また新たな試練が…ガソリンスタンドに入ると、久保田運転士は韓国語が分からないため、「ディーゼル満タン!」と日本語で言ってみた。そして心配になって給油に立ち会うと、通じていたらしく無事給油完了!
その後は順調にバス路線を進み、3136個目の大田東部バスターミナルに到着。ここまでの料金は20100ウォン。さらに走り続け、前方に街の明かりが見えると…ついにソウル市内に突入! その時、車内のブザーが鳴った…次のバス停に止まると、若者たちが別れを告げて降りていった。
再び4人の旅となり、ゴール目指してひた走る西武バス。1つ1つのバス停で文字を確かめながら進むと、次がいよいよミョン・ムル・ギョリバス停! ところが、着いて確かめてみると、ミョン・ムル・ギョリは4文字のハズだが、3文字しかない…この期に及んで道に迷ったらしい。新谷は窓から顔を出し、カタコトの韓国語で道を尋ねる。すると何とか通じたらしく、教わった方向に進む。その後も道を尋ねながら走り、ゴール手前のバス停までこぎつけた!
そして新谷が降車ボタンを押すと、「次、停まります」と車内アナウンスが流れ、そして「お疲れ様でした、ミョン・ムル・ギョリに到着です」のアナウンスで、ついに3872個目のミョン・ムル・ギョリバス停に到着!! 東京・池袋を出発し、韓国・ソウルの焼肉を求めて走り続けた6日間の旅、お互いを称え合う運転士・整備士、そして新谷だった。