ついにバスはソウルへに向け出発! ここからは韓国のバス路線を走るのだが、様子の違いに戸惑う運転士…韓国の道路は右側通行だった。地図でルートを探る藤川運転士は文字が読めずに苦笑い…。釜山市内を走る日本のバス、その異様な光景に市民の注目が集まる。ここで気がかりなのは運賃、一律料金区間を走りしばらくは600ウォンのままだが、日本円にしていくらなのか?


そして2541個目の釜山西部バスターミナルに着くと、数人の若者がバスに近づいてきた…何やら話しはじめ、そのまま乗り込んだ! 6人の若者はソウル市内へ向かう途中だったらしく、バスの行き先表示を見て乗り込んだのだった。車内には韓国語が溢れ、新谷は中々打ち解けられない。

そんな異様な空気をよそに、バスは2696個目の密陽市外バスターミナルに到着。東京からの走行距離は1574km。すると600ウォンだった料金が一気に4700ウォンにアップ! 不安な新谷、果たしていくらなのか? その後、一律料金区間を抜けるとさらに上昇を続け、ここまで10100ウォン。


バスはさらに北上を続け、この先道が2手に分かれるが、進もうとしていたルートは高さ制限によりバスが通れない! 頭を抱える乗務員と新谷、そこへ乗客の若者が近づいてきた。身振りで事情を説明すると、もう片ルートでの行き方を教えてくれたが、その方向にバス路線は走っているのか…とにかく言われた通りに走ってみると、運良くバス路線が通っていた! ようやく危機を脱出し、これを機に新谷は若者たちとすっかり打ち解けた!