スタートから2時間20分。国道465号線を走るソーラーカー。
なかなか海沿いに出られない。
すると見つけた「新舞子海水浴場」の看板。
進んでいくと、その先には煌びやかに光る海が見える。
しかし、その直前で道が無くなっている!?不安そうな二人。

ゆっくり近づくソーラーカー、なんとそこは急な下り坂だった!
気を付けながら坂を下ると、目の前に広がる海。
「向こうまで行かなくちゃね」と達也が指差す先には遠くに見える海岸線。


127号線を快調に進む、ソーラーカーは富津市竹岡に。
ここまでの走行距離は40km。
ソーラーカーの右手にはまた海が開けた。
しかし、二人の前に大きな敵が立ち塞がった。
それは、トンネルである。

一つ目をクリアしてほっとするも、
「また、トンネルだ!」と達也。
またすぐに次のトンネルが!
この一帯は海沿いまで山が張り出しているためトンネルが続く。
ソーラーカーのバッテリーも減っていく。

「トンネルを避けたほうがええかもなぁ」と城島。
日の当たらないトンネルを避けて脇道へ入る。
しかし、脇道にもトンネルが、さらにバッテリーを浪費してしまった。

そして、トンネル道を抜けると、久しぶりの海岸線。
城島からも笑顔がこぼれる。

スタートから4時間が経過、日も傾き空も赤く染まり始め、
そろそろ充電も、できなくなってきている。
すると、「スピード落ちたわ!」と城島。
それでも何とか前へ進もうとする。
しかし、ソーラーカーは止まってしまった。

アクセルを目一杯踏んでみるが動かない。
乾電池が切れたときの要領で、一回電源を切ってみる。
「最後の望みで」と達也が電源を入れる・・・。
なんとまた、走り出した。
「すごいやん!」と感動する城島。
しかし、100mも行くと止まってしまった。
この日の走行距離は87Kmだった。