それは今年の6月も終わりの頃… 悠太「お母ちゃん!来て!ひまわりの芽が出たんだ!」 茂子が庭に出てみると、悠太の植えたひまわりの芽が順調に成長していました。 しかし・・・ 茂子「翔太は何植えたんや?」 翔太「あさがお埋めた・・・」 しかし、ひまわりとは違い翔太の植えたあさがおは一向に芽をだしません。 通常、朝顔は5日ほどで発芽する。 しかしそれ以降発芽しない場合は土の中で、種は死んでいることが多いのです。 悲しそうに庭を見つめる翔太。
茂子「大丈夫、もう一つ種持ってきてみ!」 と新しいあさがおの種を突然、はさみで切る。 実は朝顔の種はひまわりと違い皮が硬く、吸水性が悪いので、 はさみで少し傷をつけると発芽しやすくなるのである。 その種をもう一度庭に埋める翔太。 茂子「これで、大丈夫やで」 翔太「うん」 そして見守ること5日後、翔太のあさがおも茂子の愛情で無事に発芽しました。