そして、
アナウンス「後攻 沖山眞彦」
眞彦くん「はいっ!!」
緊張しつつも自分の左手を信じてマウンドに向かう。
太一「練習どおりなー!!」
太一の掛声を受け、いよいよ第1球目。
審判斉田さん「ストラーイク!!」
太一「入った…!」
その球速50.9キロ。3週間前に比べ、4キロのアップ!
そのボールはキャッチャーミットに吸い込まれ、文句無しのストライク。
投球フォームは依然にくらべ、バランスがとれたものとなり、右足も高く上がっていた。
眞彦くんも喜びの笑顔とともに安堵の表情。太一ももちろんうれしい!
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