そのころ、長瀬と同じタールヴィルに自転車で向かっていた達也が、タールヴィルの駅前に到着していた。ここで地図の再確認。達也の考えるルートは、ヨーロッパによこたわるアルプス山脈を 縦断するというかなり大胆なものらしい。そこで目指すはそのふもとの町だった。
山口「アンデルマット・・・34.20スイスフラン・・・高いなぁ」
ふもとの町アンデルマットまで一気に進みたいところだが、それではコストがかかりすぎてしまう。 そこでひとつ手前の駅・ゲシュネンへのチケットを買い節約を試みる。

なんとか27スイスフランでチケットを買うことができ、列車に乗り込んだ達也。
そのころリーダー城島は、そろそろお昼の時間ということで、列車内食堂車に移動していた。 そしてさっそくほおばるDASH特製巨大おにぎり。 周囲の物珍しげな視線も気にせず、もくもくと食事をすませていく。 城島の目指すスイス第二の都市バーゼルはもうすぐのところまできていた。

一方、ボートでチューリッヒ湖を渡りきり、タールヴィルから列車に乗り込んでいた長瀬。目的地のサルガンツに着いてみて初めて気づいたことがあった。
それは、
長瀬「こっちの方もう少しでオーストリアだ!」
ついに国境を越え、スイス脱出一番乗りとなるのか長瀬。
速く安い乗り物を探しサルガンツの街を歩いていると、バス停を発見。
1時間に1本のようだが、どうやらつい先ほど出たばかりのようだった。
長瀬「・・・ 歩こ!」