その言葉通り、達也が紐を引っ張ると貝がゴリゴリと音を立てていく。
音に敏感な淡水魚のゴリはこれで網の中へ入っていくというが果たして…。
達也「すげえ!いますね!」
漁師さんたちの力も借りて網を上げてみると、そこには大量のゴリが掛かっていた。

活きの良いゴリを、しょうゆと茄子で煮込んだ漁師飯にしていただく。
達也「うまい!」
と魚との知恵比べに勝った喜びと、なかなか味わえない味にお腹も満たされた達也であった。

その頃城島は日も暮れた夜の四万十川で、大胆な伝統漁法に挑んでいた!
火振り漁と呼ばれるその漁は、その名の通り火をつけた松明を振って、鮎を驚かして獲るというもの。
城島「アチチチチチ!」
汗だくになりながら船の上で重い松明を振っていくその姿は、まさに古から伝わる伝統漁法といった感じ。