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一方、城島が探すのは黒。図書館で調べると五倍子と呼ばれる黒色が、ヌルデの木にできる虫こぶと呼ばれるものから抽出されることが分かった。
色の原料となる虫こぶは夏から秋にかけて山で採れるとのこと。早速向かうことに。 |
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やってきたのは宇治の山中。ヌルデの木を調べ、虫こぶを採取することに成功した!
早速、色の抽出を開始。虫こぶを煮詰めていき、その抽出液を使い紙に描いていく。それに錆びた鉄釘が入れられた、鉄分を多く含んだ液を塗り合わせていくと…
城島「あっすごい!」
虫こぶに含まれるタンニンの酸が鉄分と混ざり合うことで化学変化を起こし黒色に変化していった。
城島、見事、いにしえの黒色を探すことが出来た! |
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一方達也は、いにしえの白色が風化した貝殻から採取できるとの情報を聞きつけ、先ほどの漁港の近くの海岸に来ていた。
白色の顔料に使われるのは胡粉と呼ばれる、貝殻から作られる炭酸カルシウムを主成分とするもの。
古くは貝塚などの貝から作られていたというが、近辺の海岸の貝からも作れるか。 |
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