続いて取りかかったのは、白鳥の羽根の部分。
風船をねじりアルファベットのDの字状にした物を、胴体に取り付ける。
達也「白鳥みたいになってきた」
これで残すは、白鳥の首の部分のみ。
くちばしを表現するために、先端に空気が入らないよう縛って風船を膨らませる。
次に、風船の3分の2程の所で曲げて、首を作り、くちばしのある先端に目と眉毛を取りつける。
最後に、胴体に首輪で固定すると…
達也「出来た!」
城島「うわ、でかいな!」

ついに、全長14mの巨大な白鳥が完成!
その名も、
達也「赤い風船ということで、みよちゃんで」
準備万端調った、早速、本来の目的である童話のシーンを再現するべく、完成したばかりのみよちゃんと猪苗代湖へ繰り出す!

福島県にある猪苗代湖は、毎年3000羽もの白鳥が飛来する白鳥達の楽園。
ならば、みよちゃんも!
達也「ゆっくり、ゆっくり」
城島「着水します」

二人の手によって、水面に舞い降りたみよちゃん。
体勢が整った所で、みよちゃんの首元に達也と城島が乗り込み、いざ、メルヘンチックな船旅へと出発!

城島「なんとか乗ってるぞ」
必死に沖を目指すものの、強風に煽られて岸へと押し返されるみよちゃん。
さらに、不安定な足場で、みよちゃんにしがみつくのがやっとの状態。と、その時!
「パン!」
みよちゃんの胴体が割れてしまい湖に投げ出される二人。
達也「みよちゃんが、白鳥からソーセージになっちゃったよ」
残った風船も次々と割れてしまい、寒空の下、湖面に浮かぶ萎んでしまったみよちゃんの残骸。
残念ながら、湖を渡る事は出来なかったが、湖面に映えるその雄姿は素晴らしかった!