一方、松岡盆は城島との合作。
城島がフチを拭き取っていくと現れたのは…。
城島「しわって僕の事?これ」
そこには、しわとも読める文字が。
しかし、彫りの段階で松岡が描いたのは、「しげ」。
とは言え、こちらの富士盆も何とか無事浮き出していた。

ツヤ出しと補強も兼ねた仕上げのすり漆を施し、翌日には…。
城島「良い色やね」
光沢と共に深みも増し、独特の仕上がりに。
さらに肝心の途中割れてしまったフチ部分は、米粉漆とマコモズミを塗り重ねる事で、色艶ともに復活していた。
松岡のこだわった富士山も独特の色合いに落ち着き、
城島「良く出来たわ」
達也「何かのっけて使おうよ」

お盆ゆえに使ってこそ。

そこで、以前水煮にしておいた食用マコモを使ってマコモづくし。
達也は水気をきって山菜感覚でマコモの天ぷらに。
一方、城島は村の野菜と豆板醤でピリ辛中華風炒めに。
明雄さんのマコモ炊き込み握りも乗せて。
出来上がったマコモづくしに舌づつみを打ちつつ、さらなる楽しみが。