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一方、木ぼっこ取り対決を終えた城島と魔裟斗は、同じ汗見川で、すでに次の戦いを始めていた。
今度は清流でのアユ獲り対決。
その“鮎しゃくり"はこの地で昔から行われる伝統漁。
竿先にエサを付けない代わりに十字に伸びた針を付け、それでアユを引っ掛ける。
相手は、漁師のおじいちゃんの技を受け継いだアユしゃくり名人、蓮くん。蓮くんの腕白ぶりに闘志を燃やす魔裟斗。
先にアユを3匹釣ったら勝ち。いざ! |
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開始5分で名人、蓮くんの竿に当たりがくる。さらに間髪入れずに2匹目を釣り上げた。
その水中の動きは、針の上に一瞬留まったアユを逃がさず、見事にしゃくりあげる。
だが、ここはさすが魔裟斗。格闘技で培った動体視力と俊敏性で、立て続けに2匹をゲットする。
これで2対2。溺れる城島の横で2人が接戦を繰り広げる。
しかし最後は、名人が意地を見せて3匹目を獲って勝負あり。
魔裟斗「なんだよぉ」 |
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松岡は、腕白を求めて相撲道場に来ていた。
ここ愛知県野村町は相撲が盛んな町。毎年、日本で唯一のプロアマ対決の相撲大会、乙亥(おとい)大相撲が行われ、町中が盛り上がる。
そんな乙亥相撲の小学生横綱、羅門くんとの対決は“力石"で。
近くの三嶋神社に祭られる「力石」にちなんだ対決は、稲生川の下流側から流れに逆らい石をゴールまで早く運んだ方の勝利。
松岡が20kg、羅門くんが10kgの石を持ち、果たして… |
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