猛暑日の続く8月のDASH海岸では、連日の赤潮。
そんな赤潮をムラサキイガイが浄化に一役。
一方、観測イカダ横の生け簀には、赤潮の気配はなく、透明度の高い海水が。
達也「ここだけ違う海になってる」
網で囲った生け簀には、糸状藻類の仲間がびっしりとついていた。
木村さん「周りの藻もフィルターの役割をしている」

そして、そんな藻と共に、底には海岸全体の水質をきれいにしてくれる海草の種の姿が。
達也「いい感じに成熟するわけだ、アマモが」
アマモは、光合成を行うことで海水や砂を浄化してくれる、多年生海草(海産種子植物)の一種。
また、アマモが繁殖したアマモ場は、立体的で複雑な海底環境となり、生き物たちの棲み処となり、成長するためのゆりかごとなる。
達也「これが根付かないかね、ここら一帯全部アマモで」

そんなアマモ場づくりに動き出したのは、6月の事。
訪れたのは、神奈川県横浜市の野島干潟。
野島干潟を歩いていると早速見つけたのは、長さ110p程のアマモ。
このように東京湾の至る所にあったアマモ場は、都市化が進み、干潟が埋め立てられてしまったことが原因で、現在ではその姿を消しつつある。